日本ミシュランタイヤが物流業界の課題解決に貢献するデジタルソリューションなどを提案【ジャパントラックショー2022】

■輸送業界の人手不足や高齢化、2024年問題などを足元から解決

日本ミシュランタイヤは、2022年5月12日(木)から14日(土)まで、パシフィコ横浜で開催される「ジャパントラックショー2022」の出展概要を発表しました。

日本ミシュランタイヤ
「ジャパントラックショー2022」のミシュランブースのイメージ

「ミシュランの考える物流新時代」をテーマに掲げ、人手不足や高齢化、2024年問題などによる深刻な輸送業界の課題解決に寄与する、先進的なデジタルソリューションが提案されます。

2024年問題とは、働き方改革関連法によって、2024年4月以降、自動車運転業務の年間時間外労働が上限960時間に制限されることに伴い発生する諸問題。人手不足とも関わっているといえるでしょう。

物流業界の労働時間を短縮し、待遇改善を目指すとともに、物流を止めないための対策も急務になっています。

ミシュランのブースでは、タイヤ使用プロセスのDX(デジタルトランスフォーメーション)化を図る最新のソリューションが中心に紹介されます。いち早く「4R(Reduce/Reuse/Recycle/Renew)」に取り組んできたミシュラン。同社が提供するタイヤ管理の複雑さを解消し、省力化につながるサービスがタイヤが展示されます。

ミシュラン
「4R(Reduce/Reuse/Recycle/Renew)」のイメージ

同ブースには、「RFID」内蔵タイヤが装着された大型トラック車両が展示されます。RFID(Radio Frequency IDentification)とは、タイヤの個体管理に必須なシステムです。ICタグを使い、無線通信によってモノを自動的に識別し、管理する技術です。

ミシュランは、タイヤ使用プロセスDX化の将来像として、RFIDタグを内蔵することで、タイヤをIoT化し、生産工場出荷から販売店での在庫、車両装着、リグルーブ、リトレッド、リサイクルまでの使用履歴全体の個体管理を掲げています。2024年までに、同社のタイヤにRFIDを搭載する計画も立てられています。

また、日本初公開となる参考出品の「MICHELIN Quick Scan(ミシュラン クイックスキャン)」にも注目が集まりそう。

こちらは、路面への磁気スキャナーで、タイヤ摩耗をミリメートル単位の精度で瞬時に自動測定できる最新技術です。すべてのブランドのタイヤと車両を天候にかかわらず測定可能で、電気機器なしで簡単に設置できます。特許出願された15以上のツールに加え、独自の人工知能アルゴリズムにより、タイヤデータを精査分析することが可能。

ミシュラン
参考出品される「MICHELIN Quick Scan(ミシュラン クイックスキャン)」

また、デジタルアプリケーションの「MRN GO(エムアールエヌゴー)」は、タイヤ業界初の大型トラック向けレスキューサービスです。

ミシュランレスキューネットワーク(MRN)のプロセスがDX化され、スマホにダウンロードされたアプリのSOSボタンを押すことで、タイヤの故障画像と、タイヤ内温度や空気圧情報をコールセンターに事前送信できます。コールセンターは、レスキュー作業店に位置情報およびトラブルの正確な情報を伝えることが可能。作業店も効率的に出動準備ができ、結果的に故障車両のダウンタイム削減につながります。

ミシュランとフジトランスポートのグループ会社であるドコマップジャパンが共同開発し、2021年11月より提供されています。

デジタルソリューションの「MICHELIN Tire Care(ミシュラン タイヤケア)」は、タイヤメンテナンスを予測可能にし、タイヤ点検の省力化を図ることができます。測定機器とアプリを使ってタイヤ点検を行い、自動作成される点検レポートからメンテナンス時期を予測。タイヤマネージメントを可視化するソリューションで、2021年12月から提供が開始されています。

さらに、「MICHELIN X One(ミシュラン エックスワン)」も展示されます。トラックの後輪に装着されている2本(ダブルタイヤ)を1本にするというコンセプトで、効率向上と環境負荷低減に貢献するトラック、バス用のワイドシングルタイヤ。新品、リグルーブやリトレッドと、資産価値を最大活用することで、さらなるコスト削減と環境貢献が可能になります。

ほかにも、バン、ライトトラック用全天候型タイヤの「MICHELIN AGILIS CROSSCLIMATE(ミシュラン アジリスクロスクライメート)」も参考出品されます。「ジャパントラックショー2022」の入場は無料で、ミシュランタイヤはホールAのA-15にブースを構えています。

塚田 勝弘

【関連リンク】

ジャパントラックショー2022
https://truck-show.jp/

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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