MINIハッチバックが世代交代へ。プラットフォーム刷新でボデイは拡大！

■BMW「1シリーズ」などを支える「UKL1」プラットフォームの進化版採用

MINIが現在開発を進める「MIINハッチバック」次世代型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。

現行型「F55/F56」世代は2013年にデビュー。2018年に小規模改良を受けた後、2021年に大幅改良を実行。第4世代となる次世代型は、2023年に発売されることが公式発表されています。

MINIは2030年までにオールエレクトリックブランドになるという大きな計画を持っていますが、次世代MINIハッチバックには内燃機関とフルエレクトリックが設定されます。今回捉えたプロトタイプは、ICE搭載モデルと思われます。

キャッチした開発車両は、ボディを同ブランドお馴染みのカモフラージュでラッピング。

次世代型でも丸みを帯びたハッチバックシルエット、ユニオンジャックのテールライトなど、その象徴的デザインの多くを維持するはずです。

しかし、次世代型では、BMW「1シリーズ」などを支える「UKL1」プラットフォームの進化版となる「UKL2」を採用。これによりトラックがよりワイド化されるほか、ホイールベースは延長され、次世代のトラクションコントロールシステムも搭載されます。

内部では中央に大型の円形タッチスクリーンディスプレイを配置。ドライバーの目の前の小さいディスプレイはそのまま残りますが、シフトノブは円形ディスプレイのすぐ下に移動されます。タッチスクリーンを介して制御されるため、ボタンはほとんど無くなる可能性が高いようです。

パワートレインは不明ですが、ターボチャージャー付きの直列3気筒、および直列4気筒をラインアップ、最新の排出ガス規制を満たすために微調整が行われると思われます。

一方、フルエレクトリックモデルには2つのグレードを用意、エントリーレベルのモデルは、297km（185マイル）の航続距離を実現する50kWhのバッテリーパックを搭載。上位モデルは最高出力200ps・航続距離402km（250マイル）を超えるといわれています。

（APOLLO）