■長いフロントオーバーハングを確認、ハイブリッドの可能性も
フォードが開発中と噂されている新型クロスオーバーSUV市販型プロトタイプを、カメラが初めて捉えました。
北ヨーロッパで寒冷地テストを受けているプロトタイプは、カモフラージュがかなり厳重です。しかし、際立つブルーオーバルを備えるメッシュグリルから、間違いなくフォードであることが推測できます。
そのほか、長いフロントオーバーハング、LEDヘッドライト、スリムな中央エアインテークを装備。側面ではフラッシュマウントドアハンドル、上向きにスイープするスポーティなベルトラインが確認できます。
またパノラマガラスサンルーフ、後部ではリフトゲートに取り付けられたスポイラーや、緩やかに傾斜するルーフラインなども見てとれます。
見えづらいですが、リアには排気管らしきものが見えるため、ボンネットの下には燃焼エンジンを搭載している可能性が高いです。しかし、ある種のハイブリッドシステムを採用しているかは不明です。
このプロトタイプの正体は明らかになっていませんが、カメラマンによると3列目シートを持つのに十分な全長があり、7人乗りとなるフォード「フュージョン アクティブ」後継の可能性があるといいます。
同社では2020年夏、ヨーロッパの「モンデオ」に相当する北米の「フュージョン」の生産を完全に終了、モンデオも今春に生産終了が噂されています。中国ではすでにモンデオ後継モデルとなる「エヴォス」が販売されており、現在は欧州、北米での後継モデルに注目が集まっているというタイミングです。
この新型クロスオーバーSUVは2023年初頭にも発表が予想され、今後数ヵ月以内には車名がはっきりするでしょう。