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■東京上野にコーヒー専門店が登場
1888(明治21)年4月13日、東京上野に日本初の本格的なコーヒー専門の喫茶店「可否茶館(かひいさかん)」がオープンしました。パリのカフェをまねたのが始まりで、日本で初めてコーヒーを提供したとされています。コーヒーは文明開化とともに到来したお洒落な飲み物として、上流階級の人には人気があったとのこと。ただし価格が当時ソバの2倍と高価であったことから、お店はあまり繁盛しなかったそうです。
4月13日には、タレントの昴生、歌手の西城秀樹、女優の萬田久子、俳優の水嶋ヒロと藤田まこと、作家の宮尾登美子と吉行淳之介、YS-11設計者の木村秀政、米国レーシングドライバーのダン・ガーニーなどが生まれています。本日紹介するのは、ダン・ガーニーです。
●F1やNASCAR、ル・マン24時間など様々なレースで優勝したダン・ガーニー生まれる
ダン・ガーニーは1931年4月13日、米国ニューヨーク州ポートジェファーソンで、オペラ歌手の家庭に生まれました。1955年にレース活動をスタートさせ、1957年のリバーサイド・レースで、無名ながら2位でフィニッシュして一躍注目されることに。翌年に渡欧して、ル・マン24時間レースなどで活躍して、1959年にフェラーリからF1デビューします。デビュー2戦目のドイツGPで早速2位となって実力を発揮。初優勝はポルシェに移籍した1962年のフランスGPで、これは同時にポルシェにとってもF1初優勝でした。
1960年代半ばには、AAR(オール・アメリカン・レーサーズ)を組織して、1967年のベルギーGPで米国チームの米国ドライバーによるGP初優勝を達成。またこの年にはル・マン24時間レースの優勝も飾っています。他にもインディ500やチャンプカー、NASCARに参戦し、インディ500での優勝はできませんでしたが、各カテゴリーで優勝を果たしています。
また史上初のシャンパンファイトを行い、フルフェイスヘルメットを初めて着用、ガーニーフラップの開発など、モータースポーツに新風を吹き込んだドライバーでもあります。
さて、クルマ界の今日は何があったのでしょうか?
●北米名はスープラ。高級スペシャリティカーのセリカXXがデビュー!
1978(昭和53)年4月13日、トヨタから上級スペシャルティカー「セリカ XX(ダブルエックス)」がデビューしました。車名の“X”は、最大のライバルである日産「フェアレディZ」の“Z”を意識したものとされています。
セリカXXは、2代目セリカをベースにフロントノーズを長くして全体的にボディを拡大。ワンランク上の“グランドツーリングカー”として、トヨタのTをあしらったフロントグリルに角形ヘッドライト、ボディ同色のウレタンバンパー、鏡面仕上げのセンターピラーなど、スポーティさと高級感を両立させました。
パワートレインはエンジン2.0L&2.6L直6OHCの2種のエンジンと、5速MTおよび4速ATの組み合わせ。従来のセリカの4気筒エンジンからすべて6気筒に変更し、大排気量2.6Lエンジンを追加したのが、大きな変更点です。これはセリカXXが北米では「スープラ」の車名で販売されたためで、北米向けにパワフルで上質な走りが必要だったのです。
すべてがゴージャスでその分値段も高かったので、大人のスペシャルティ感が強く、日本よりもむしろ北米で大ヒットモデルになりました。
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかも知れません。
(Mr.ソラン)