■M4から3.0リットル直列6気筒ツインターボエンジンのデチューンバージョンを搭載
BMWが現在開発中のコンパクト・ハードコアクーペ「M2」市販型の最新プロトタイプが、ニュルブルクリンクで高速テストを開始しました。
新型は電動化されない模様で、M2「G87」型はICEモデルとして購入できる最期のチャンスになると思われます。
ニュルで捉えたプロトタイプは、巨大キドニーグリルのM4とは異なり、通常サイズのグリルが装備されています。またグリルは横型スリットを備えたスクエア基調であることがわかります。
さらにバンパー下部には、パンチの効いた直列6気筒エンジンを冷却するための復数の立体エアインテークが確認できるなど、後部クワッドエキゾーストパイプを除いたあとでも「M240i」と異なることがわかります。
足回りでは、より大型のホイール、分厚いブレーキディスク、青いブレーキキャリパーを装着。よりハードなサスペンションセットアップを持ち、ボディはローダウンされています。
側面では、より幅の広いトラックをカバーする顕著なホイールアーチを備える頑丈なフェンダーを確認。トランクリッドスポイラーはM240iと同程度のサイズのようですが、何らかのMパフォーマンスからのアップグレードがあるはずです。
心臓部には、M3やM4から3.0リットル直列6気筒ツインターボエンジンのデチューンバージョンを搭載。最高出力は410ps〜420ps、M2コンペティションでは450ps〜470psを発揮し、6速マニュアル、または8速オートギアボックスと組み合わされます。駆動方式は、後輪駆動はほぼ確定ですが、全輪駆動の「M xDrive」の提供も噂されています。
M2新型は2022年12月から生産が開始される予定で、今後数ヵ月以内に公式プレミアが行われると思われます。