目次
■ブラック×ゴールドでより精悍なイメージに
イタリアのバイクブランド「アプリリア」の輸入販売を手掛けるピアッジオグループジャパンは、スーパースポーツのフラッグシップモデル「RSV4ファクトリー」と、スーパーネイキッドの「トゥオーノV4ファクトリー」に新グラフィックを施した2022年モデルを発表しました。
また、原付2種のオフロードモデル「RX125」や、それをベースとしたモタード仕様の「SX125」にも新色を施した新型を公表し、いずれも全国のアプリリア正規販売店で3月28日から受注開始などを行います。
●RSV4ファクトリー
RSV4ファクトリーは、アプリリアが誇る1000ccのスーパースポーツモデル。2輪最高峰レース「MotoGP」や、市販車ベースの世界最高峰レース「WorldSBK(スーパーバイク世界選手権)」で培ったテクノロジーを投入した、まさにレース直系のバイクです。
2021年モデルでは大幅なアップデートを敢行しました。まずエンジンは、独自の65度V型4気筒の排気量を1078ccから1099ccにアップするなどで、最新の欧州排気ガス規制ユーロ5に対応しながらも、最高出力217psを発揮。
ほかにも、シャーシや電子制御システムなどを一新したほか、フロントカウルにはウイングレットと呼ばれる空力パーツも取り入れるなどで、さらに走りを磨いています。
2022年モデルのRSV4ファクトリーでは、新色のウルトラダークを追加。ブラックをベースに、ゴールドにペイントされた軽量アルミ鍛造ホイールなどが、より精悍な印象を与えてくれます。
また、アプリリア伝統ともいえるブラック&レッドの既存色アプリリアブラックも継続販売され、ラインアップは全2色となります。
受注開始日は2022年3月28日からで、出荷開始時期は2022年5月から順次。価格(税込)は316万8000円です。
●トゥオーノV4ファクトリー
トゥオーノV4ファクトリーは、RSV4のシャーシやエンジンなどをベースに、長距離などでも楽な乗車姿勢となるアップハンドルやシンプルなカウルを備えたスポーツネイキッドモデルです。
RSV4譲りの電子制御システムをはじめ、オーリンズ製セミアクティブサスペンション、クラッチ操作なしで変速ができるクイックシフターなどの充実した装備により、高い走行性能と安全性を両立していることも大きな魅力です。
2022年モデルのトゥオーノV4ファクトリーにも、RSV4ファクトリーと同様に新色のウルトラダークを追加。究極のハイパーネイキッドに新たな個性を与えています。また、こちらにもアプリリアブラックが用意され、全2色で展開されます。
発売日は2022年3月28日、出荷開始時期は2022年5月から順次。価格(税込)は231万円です。
●RX125/SX125
アプリリアの原付2種オフロードモデルがRX125です。エンジンは、最高出力15psを発揮する124.2cc・水冷単気筒で、高い剛性としなやかさを持つスチール製ツインチューブフレームに搭載。
フロント21インチ、リヤ18インチの本格的ホイールやABS付きブレーキシステムなどにより、オフロードでの高い走破性と、市街地など舗装路でも優れた安全性などを実現したモデルです。
一方のSX125は、RX125をベースに、前後17インチホイールにロード用タイヤを装着することで、舗装路での軽快な走りを実現するモタードタイプのモデルです。街ではもちろん、ワインディングなどでも、快適かつアグレッシブな走りが楽しめます。
これら2モデルの2022年型では、ブラックをベースにした2種類の新しいグラフィックを採用。アプリリア伝統のレッドを反映させたレッドフラッシュと、ブルーにシルバーの組み合わせが新鮮なシルバーエイリアンを用意し、いずれもデザイン性をさらにブラッシュアップさせています。
発売日は同じく2022年3月28日で、出荷開始時期は2022年4月中旬から順次。価格(税込)はRX125が44万円、SX125が45万1000円です。
(文:平塚 直樹)