■HR-V新型とは全く別物。航続は最大311マイル(500km)か?
ホンダは先日、クロスオーバーSUV『HR-V』(日本名:ヴェゼルに相当)新型のティザーイメージをリリースしましたが、それとは全く別の新型フルエレクトリック・クロスオーバーSUVを予告しました。
「e:Ny1コンセプト」と名付けれたモデルは、東風本田汽車と広汽本田汽車の合弁会社による「e:NS1」と「e:NP1」に酷似したデザインであることが確認できます。
シャープなヘッドライトや後部のLEDテールライトなどはヴェゼルを彷彿させます。
欧州ホンダの奥田勝久社長はプレゼンテーションの中で、「2023年に発売されるこの新しいBセグメント・クロスオーバーSUVは、ホンダの将来の製品ラインアップの中心となるでしょう」と述べ、「ホンダがダイナミクス、テクノロジー、デザインなどのユニークなブレンドを提供するこのモデルは、最初のEVを求める顧客にとって素晴らしオプションを提供します」と追加しました。
さらに欧州ホンダのシニアバイスプレジデントを務めるトム・ガードナー氏は、「2023年のホンダは全く新しいBセグメントとCセグメントのSUV発売により、『e:HEV』ハイブリッドテクノロジーの可能性を拡大します」と語っています。
e:Ny1コンセプトのシステム仕様は明かされていませんが、前出e:NS1、およびe:NP1に関連している可能性があり、最大311マイル(500km)の航続距離を持つ68.8kWhのバッテリーを備えると予想されます。
e:Ny1コンセプトの発売は、欧州市場にて2023年に予定されていますが、果たして「e:N」ブランドは日本市場に導入されるのか注目されます。