ヴィーズマン初のEVスポーツを発表へ。「プロジェクト サンダーボール」発足

■ロングノーズ、切り詰められたオーバーハング、コンパクトなキャビンを装備

ドイツ「ヴィーズマン」は、新型スポーツカーのティザーイメージを初公開しました。

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ヴィーズマン プロジェクト サンダーボール 開発車両 ティザーイメージ

1988年に設立されたヴィーズマンは、BMW製エンジンを積みハンドメイドのスポーツカーを生産していましたが、2013年に経営が悪化し、会社は破産しました。その後、2018年に復活、初のスポーツカーとなる「GTMF5クーペ」と「MF4ロードスター」を発表しています。

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ヴィーズマン プロジェクト サンダーボール 開発車両 ティザーイメージ

2019年には新型スポーツカーを発表するとアナウンス、「Project Geckom」と名付けられましたが、現段階では発表に至っていません。今回はそれとは別のもので「Project Thunderball」と呼ばれているものです。

公開されたプロトタイプは、ヴィーズマン典型的ロードスターのボディスタイルが確認できるほか、ロングノーズ、切り詰められたオーバーハング、長いリアオーバーハング、そして非常にコンパクトなキャビンを持っていることがわかります。

同ブランドによれば、これが新時代のモデルとなり、「時代を超えたエレガンスなデザインと、見事に洗練されたパフォーマンスを持つヴィーズマンのDNA」を維持するといいます。

Geckoプロジェクトでは、8速オートマチックギアボックスと組み合わせたBMW製4.4リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載するとみられますが、サンダーボールではフルエレクトリックが噂されています。プロトタイプにも排気口は見当たらず、同社初となるEVスポーツカーである可能性は高いでしょう。

ヴィーズマンを所有する起業家ローヒーン・ベリー氏は「これは21世紀にふさわしいヴィーズマンであり、ほんの始まりに過ぎません」と断言。2023年以降、ヴィーズマン怒涛の新型ラッシュが見られるかもしれません。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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