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■3月12日をス(three=3)イ(1)ーツ(two=2)と読む!
最近のTVは、クイズ番組とグルメ番組のオンパレードですが、特にスイーツを扱う番組が多いようです。スイーツと言えば女性というのは昔の話、今は男性のスイーツ好きも多いようです。好きな男性が増えたというより、昔は男性の甘党=男らしくないというイメージがあったので、大きい声で甘党とは言えない雰囲気があったのです。今は、そんなことを心配する必要がありませんが、肥満には要注意です。
さて、3月12日に生まれたのは、俳優のユースケ・サンタマリア、ゴルフの葭葉ルミ、ボクサーの鬼塚勝也、漫画家のやくみつる、作家の花登筺、物理学者の江崎玲於奈、元総理の大平正芳、勝海舟などです。本日紹介するのは、ノーベル物理学賞を受賞した江崎玲於奈です。
●エサキダイオードで日本人4人目のノーベル賞を受賞した江崎玲於奈が誕生
江崎玲於奈は、1925(大正14)年3月12日に、建築家の長男として大阪で生まれました。変わった名前の玲於奈は、ラテン語のレオ(獅子)に由来し、世界に通用するような男らしい男になってほしいという父親の願いが込められているそうです。その名に恥じないように勉学に励んで飛び級で京都大学に入学、さらに東京大学理学部物理学科に進学します。1947年に卒業後、まず川西機械製作所(現、富士通テン)に就職しますが、1956年に当時発明されたトランジスタの開発を進めていた東京通信工業(現、ソニー)に転職します。
1957年に、トンネルダイオード(エサキダイオード)を発明。しかし、日本では評価されなかったことから渡米してトーマス・J・ワトソン研究所に移って研究を続けます。そして、1973年半導体内のトンネル効果に関する研究が認められ、48歳でノーベル物理学賞を受賞します。ちなみに日本人としては、湯川秀樹(物理学賞)、朝永振一郎(物理学賞)、川端康成(文学賞)に続く、4人目の快挙でした。
さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?
●東日本大震災でホンダの「インターナビ」を活用した走行実績情報マップが活躍!
2011(平成23)年3月11日に発生した未曽有の大災害「東日本大震災」を受けて、翌3月12日の10時30分、ホンダは自社のカーナビサービス「インターナビ」会員の車両から収集した走行実績データを活用した「通行実績情報マップ」を公開しました。
被災地域に居住する人々や被災地支援に向かう人々のスムーズな移動を支援する目的ですが、より多くの人が利用できるように実績情報は3月14日から「Google自動車通行実績情報マップ」で、翌月4月21日からは「Yahoo!地図の道路通行確認マップ」で公開されました。さらに4月27日からは通行実績情報に加え、両社に渋滞実績提供のサービスも始めました。同様のことをトヨタや日産、パイオニアも行いましたね。
こうした通行実績情報が、混乱する被災地に向かう支援物資車両やボランティア団体、被災関係者などの移動に大きく貢献したことは言うまでもありません。クルマの双方向通信型カーナビが災害時に役立つとは、誰が想像できたでしょうか。人や物を輸送するだけでなく、このような形でクルマが社会に貢献できる、将来のクルマのあるべき姿のひとつかもしれませんね。
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかも知れません。
(Mr.ソラン)