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■松下幸之助が松下電器製作所(現パナソニック)を創業
1918(大正7)年3月7日、松下幸之助が松下電器製作所を創業しました。昭和世代にはブランド名「ナショナル」が馴染み深いでしょうが、海外でナショナルが使えなかったために海外向けのブランド名として生まれたのが「パナソニック」で、社名も2008年にパナソニックへ変更されています。
さて、3月7日に生まれたのは、俳優の永山絢斗と長谷川博己、歌手の上条恒彦、漫画家の上村一夫、作家の阿部公房、女性レーシングドライバーのジャネット・ガスリー、ラリードライバーのヴァルター・ロールなどです。本日紹介するのは、ヴァルター・ロールです。
●ドイツ唯一のWRCチャンピオン、ヴァルター・ロール誕生
ヴァルター・ロールは、1947年3月7日にドイツ・バイエルン州レーゲンスブルクで生まれました。1968年にラリーでデビューするまで、地元の財務官付きのドライバーとして働きながらラリーの腕を磨いたという苦労人としての逸話が残っています。不思議なことに、ドイツはアウディ・クアトロやオペル・マンタ、ポルシェ 911といったWRCの名車を輩出していながら、ドイツ人でドライバーズチャンピオンになったのは、ロールだけなのです。
ロールは1973年から1987年にかけて、オペル、フィアット、ランチアなどで活躍し、1980年と1982年にチャンピオンに輝いています。当時WRCはターボブースト無制限のグループBの時代、過激なマシンでライバルのアリ・バタネンとの間で繰り広げられたバトルは、今でも名勝負に取り上げられます。彼のアクセル/ブレーキ/クラッチを正確無比に踏みかえる優れたテクニックは、誰もが認めるようにピカイチでした。あのニキ・ラウダをして「ドライビングの天才」と言わしめたことは、有名な話です。
さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?
●航空機エンジンメーカーから出発した名門BMWが創業!
BMWの起源は、1916年3月7日にグスタフ・オットーが航空機エンジンを製造するBFW社を設立したことに始まります。翌年1917年には、BMW(バイエルン発動機製造)に改称して、その後航空機エンジンの製造から二輪車の製造、1932年には4輪車の製造に着手します。
第二次世界大戦後、4輪車の製造を再開しますが、経営は危機的状況でした。安価なマイクロカーの製造などで耐え忍んだ後の1961年、ノイエクラッセといわれた1500(後の5シリーズ)が大成功して危機から脱出します。1966年に1600-2(後の3シリーズ)を発表して、現在の3、5、7シリーズにつながる基本ラインナップが完成、以降の発展へとつながるのです。
航空機エンジンから始まったBMWは、伝統的にエンジンに強いこだわりを持っています。例えば、他社がコンパクトなV6エンジンを採用しても頑なに直6エンジンを使い続け、直6と言えばシルキーエンジンのBMWと言われ、BMWの高級感を特徴づけています。またターボを欧州の量産車で初めて採用したのもBMWでした。
数々の名車を投入しているBMW、2010年以降は欧州車の中でEVやPHEVの電動車をもっとも積極的に展開しています。ただし、日本車とは異なり、モーターのパワーは燃費向上よりも力強い走りに振り向けています。BMWらしいですね。
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかも知れません。
(Mr.ソラン)