マツダが米国道路安全保険協会(IIHS)で評価対象すべてのモデルが最高評価の「2022 TOP SAFETY PICK +(TSP+)」を獲得

■米国は、世界屈指の厳しいアセスメントで知られる

2022年3月4日、マツダは、米国道路安全保険協会(IIHS)による2022年モデルの安全性評価試験において、「2022 TOP SAFETY PICK +(TSP+)」を獲得したと明らかにしました。

IIHS
「2022 TOP SAFETY PICK +(TSP+)」を発表

世界の国や地域で微妙に異なるアセスメントの中でも、アメリカのIIHS、米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)の試験内容は厳しいことで知られています。評価対象となるすべてのマツダ車が、最高総合評価である「2022 TOP SAFETY PICK +(以下、TSP+)」を獲得。

今回の評価対象は、アメリカで2022年モデルとして販売されているMAZDA3 SEDAN、MAZDA3 HATCHBACK(日本名:MAZDA3 FASTBACK)、MAZDA CX-30、MAZDA CX-5、MAZDA CX-9の5モデルです。

なお、IIHSによる安全性評価試験において、すべてのマツダ車が最高総合評価「TSP+」を獲得するのは、今回で3年連続になるそうです。

MAZDA3
北米仕様のMAZDA3(写真は2018年11月のモデル)

IIHSによると、2022年は65モデルが「TSP+」を獲得し、その下の「TSP」は36車種が獲得しています。

今回の安全性評価試験で、マツダの各モデルは、64km/hのモデレートオーバーラップ前面衝突(対デフォーマブル・バリア)をはじめ、「微小ラップ衝突」である25%の運転席側スモールオーバーラップ前面衝突、助手席側スモールオーバーラップ前面衝突、側面衝突、後面衝突時頸部保護性能、ルーフ強度の6つの衝突性能で優れた評価を獲得。

IIHS
ダミーを使った試験のイメージ

さらに、歩行者検知機能を備えた衝突被害軽減ブレーキ、先進的なヘッドライト装備による、高いレベルの予防安全性能も評価されています。

マツダ・ノースアメリカン・オペレーションズのジェフ・ガイトン社長兼CEOは、「IIHSによる高評価は、高度な安全技術を提供するというマツダのコミットメントを反映しています。弊社の幅広い安全技術は、ドライバーをサポートすることを主眼に設計されておりますが、より自信を持って楽しい運転体験を実現してゆきます」と、安全性の高さはもちろん、運転の楽しさにも触れているのがマツダらしいといえそうです。

塚田勝弘

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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