マツダ・ファミリアバンが一部改良。1.5L+モーターのハイブリッド仕様を追加

■「GX」にバックモニター内蔵自動防眩インナーミラーを装備

マツダは、2022年3月3日(木)にファミリアバンの一部改良を実施しました。現行型は2018年6月にトヨタからOEM供給を受けていて、プロボックス、サクシード(現在は廃止)のバッジ違いのモデルになっています。

マツダ・ファミリアバンの一部改良では、燃費性能に加えて、加速性能と乗り心地が向上されたハイブリッド車が追加されています。

ガソリンエンジン仕様の「GX」には運転支援機能が追加され、エクステリアのリフレッシュも行われています。ガソリンエンジン搭載車は同日発売で、ハイブリッド搭載車は4月1日に発売されます。

マツダ ファミリアバン
一部改良でハイブリッド仕様が追加されたマツダ・ファミリアバン

ハイブリッド仕様のWLTCモード燃費は22.6km/Lで、ガソリン高のいま、高い価値といえるでしょう。

さらに、モーターとエンジンそれぞれの長所を活かし、スムーズな発進、伸びのある加速フィーリングを実現したそう。モーターの駆動力制御により路面の凹凸に応じて車体の上下揺れを軽減し、滑らかでフラットな乗り心地、ひとクラス上の走りに寄与しています。

搭載されるエンジンは、クールドEGR(排ガス再循環)システムが搭載された1.5Lの連続可変バルブタイミング機構エンジンで、ハイパワーと効率を両立。最高出力は54kW(74PS)/4800rpm、最大トルクは111Nm/3600-4400rpmとなっています。

マツダ・ファミリアバン
マツダ・ファミリアバンのインパネ(写真は2018年12月時の仕様)

また、駆動用と発電用モーター、動力分割機構などからなるハイブリッドトランスアクスルが採用されています。

ギヤトレーンが最適設計された高効率、小型、軽量ユニットで、動力の伝達ロス低減が追求されています。モーターは、最高出力45kW(61PS)、最大トルクは169Nmというスペック。

搭載されるバッテリーは、駆動用モーターに最適な電力を供給するコンパクトタイプのニッケル水素が採用されていて、後席下に配置することで、ラゲッジスペースの広さが確保されています。

ほかにも、ハイブリッド仕様、ガソリンエンジン仕様の「GX」に、バックモニター内蔵自動防眩インナーミラーが用意されるほか、フロントバンパーコーナー部とリヤバンパーをボディ色とすることで、ひとクラス上の質感を備えています。

●価格帯
163万3500円~207万3500円

塚田 勝弘

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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