■「MQB」プラットフォームのアップデートバージョンを採用する3列7人乗り
アウディが開発中の新型クロスオーバーSUV「Q9」(仮称)、市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
豪雪のスウェーデン ラップランドで撮影されたプロトタイプは、カモフラージュが徐々に削ぎ落とされています。
フロントエンドでは大部分が覆いかぶされていたカバーが削除、LEDデイタイムランニングライトのグラフィックスが一部見えているほか、巨大なメッシュグリルも露出しています。
Q8と比較してグリルはボンネットに近くなく、カモフラージュが外された時のデザインが注目されます。
後部ではテールライトの内部照明デザインが初めて確認できます。
市販型アーキテクチャでは「MLB」ではなく、VW「アトラス」で使用されている「MQB」プラットフォームのアップデートバージョンを採用すると予想されており、Q8より広い居住空間を提供してくれそうです。
ボディサイズは、全長5200mm(204.7インチ)と思われ、2019年にモデルチェンジされた第2世代「Q7」の全長5063mm(199.3インチ)よりもかなり長くなるのは濃厚と思われます。
パワートレインは、最高出力235psを発揮する2.0リットル直列4気筒ターボチャージャーエンジン、最高出力276psを発揮する3.6リットルV型6気筒エンジン、V型8気筒エンジンやプラグインハイブリッドなど、幅広いラインアップが展開されそうです。
注目の車名ですが、「Q9」を筆頭に「Q7L」や「Q8L」など様々な噂があり、現段階では不明です。また販売地域は中国専売とも噂されますが、北米、欧州に導入される可能性も残されています。
アウディQシリーズ最大のクロスオーバーのワールドプレミアは、2022年内と予想されます。