輸送中のテスト車両をキャッチ! レンジローバースポーツ次期型、デザイン詳細が判明

■バンパーには上下二段の水平基調ワイドエアインテーク、フロントリップを装着

ランドローバーは2021年10月、最高級クロスオーバーSUV・新型「レンジローバー」を発表しましたが、派生モデルとなるクーペSUV「レンジローバースポーツ」市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。

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ランドローバー レンジローバースポーツ次期型プロトタイプ

初代レンジローバースポーツは、ポルシェ「カイエン」のライバルとして2005年に発売。2013年には現行型となる第2世代へ移行しており、これが9年振りのフルモデルチェンジとなります。

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ランドローバー レンジローバースポーツ次期型プロトタイプ

トランスポーターで輸送されるところを捉えたプロトタイプは、これまでの分厚いカモフラージュを脱ぎ、デザイン詳細が見えてきています。

テストドライバーに撮影を警戒される中で撮った画像からは、レンジローバー新型と比較して明らかに短いオーバーハングと滑らかなルーフが見てとれます。

フロントエンドには、2つの水平基調のワイドエアインテークを、両サイドには垂直の吸気口を装備、目立ったフロントリップ、そして「フローティング」フォグランプのように見えるものを備えているようです。

ほかには、進化したスリムなヘッドライトとグリル、丸みを帯びたフード、合理化されたボディワークを確認。

側面ではフロントフェンダーベント、パワーリトラクタブルドアハンドル、際立つショルダーライン、分厚いサイドスカートなど、レンジローバーと大きく差別化されている様子が伺えます。

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ランドローバー レンジローバースポーツ次期型プロトタイプ

後部ではスポーティなLEDテールライト、より大型のスポイラー、傾斜したリアウィンドウを装備、ナンバープレートがリフトゲートからリアバンパーに移動されていることもわかります。

またクワッドエキゾーストパイプが見当たらないことからも、最強モデルの「SVR」ではないと思われます。

キャビン内では、ミニマリストのデザインと高品質の素材を使用、13.7インチのデジタルインストルメントクラスター、13.1インチのPiviProインフォテインメントシステムを搭載するなど、レンジローバー新型に似たレイアウトが予想されます。

市販型では、「MLA-Flex」プラットフォームに切り替え、剛性や快適性が高められるでしょう。

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ランドローバー レンジローバースポーツ次期型プロトタイプ

パワートレインは、48Vマイルドハイブリッド、プラグインハイブリッドをはじめ、最高出力400ps・最大トルク550Nmを発揮する3.0リットル直列6気筒ターボチャージャーエンジンのほか、最高出力530ps・最大トルク749Nmを発揮するBMW製4.4リットルV型8気筒ツインターボエンジン、頂点には最高出力625psを発揮する「SVR」も期待できます。

レンジローバースポーツ新型のデビューは2022年後半と予想されます。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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