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■MotoGP登竜門のミニバイクレース
世界最高峰のバイクレース「MotoGP」の登竜門として、2021年に新設されたFIM「ミニGP(MiniGP)」のジャパンシリーズが2022年に日本上陸!
10〜14歳までの若手ライダーを対象に、イタリア製ミニバイク「オーバーレイGP-0 160」のワンメイクで行われるのが、このレース。
すでに、欧州や北米、マレーシアなど世界各地で開催されているのですが、なんといっても注目は、バイクレースの国際競技連盟「FIM(国際モーターサイクリズム連盟)」と、MotoGPプロモーターの「ドルナスポーツ」が主導していること。
まさに、明日のMotoGPライダーを育成するための登竜門といえる大会なのです。
●2022年は世界15ヵ国で開催
ミニGPとは、2021年にFIMとドルナスポーツが、若手ライダーの登竜門として新設したプラットフォーム「FIMミニGPワールドシリーズ」のこと。
世界各地で開催される大会を同じ傘下に置き、マシンや競技・技術規則など、レギュレーションを統一することで、世界中の若いライダーに平等なプラットフォームを提供することで、MotoGP昇進に向けた、スキルアップとチャンスを与えることを目的としています。
初年度となる2021年は、アルペ・アドリア、北米、フランス、アイルランド、イタリア、マレーシア、オランダ、ポルトガル、スペイン、イギリスで開催。
2022年には、日本のほか、オーストラリア、オーストリア、インドネシア、カタールでも開催されることが決まり、まさに世界的な盛り上がりをみせるシリーズとなっています。
●世界大会への切符も手にできる
日本での大会は、主催をP-UP World、運営はMoto-UPが実施。FIMまたは国内連盟によって設定された基準を満たしたサーキットで開催され、競技を統一化する目的で、同じ競技規則および技術規則に準拠した形で行われます。
エントリー可能の年齢は、前述の通り10歳から14歳まで。バイクは155.5cc・4ストロークエンジンを搭載し、4速ミッションを持つオーバーレイGP-0 160を使用します。
タイヤはピレリ製、オイルはモチュール製を使うことで、徹底したイコールコンディションで行われます。
2022年に予定されている大会は5戦。各大会はすべて2レース制で、全10レースのシリーズ戦で争われます。
しかも、シリーズ上位トップ3は、世界一決定戦ともいえる「ミニGPワールドファイナル」への出場権も獲得。さらにそのレースの勝者は、次のステップアップとしてアジアタレントカップなど、ドルナスポーツ管轄の次世代ライダー育成シリーズの選考会参加、または直接の参戦が提供されます。
なお、2022年シーズンの開催スケジュールは以下の通りです。
・第1戦:2022年 4月16日(土) 筑波サーキットコース1000
・第2戦:2022年 5月15日(日) モビリティリゾートもてぎ 北ショートコース
・第3戦:2022年 6月19日(日) モビリティリゾートもてぎ 北ショートコース
・第4戦:2022年 8月21日(日) テルル桶川スポーツランド
・最終戦:2022年 9月4日(日) 筑波サーキットコース1000
なお、エントリーは2022年2月16日からすでに開始中。下記URLのエントリーフォームから申し込めます。
このシリーズから、世界に通用する将来のトップライダーが生まれることに期待大です!
(文:平塚 直樹)
【関連リンク】
「FIM MiniGP Japan Series」レースエントリーフォーム
https://forms.gle/ydF8fyPH7b4bJ8AN8