74年前の人気バイクをオマージュ! 創業120年のロイヤルエンフィールドが新型「クラシック350」発売

■ビンテージ感あふれる350cc単気筒バイク

1901年にイギリスで誕生して以来、現存するバイクブランドとしては世界最古といわれる「ロイヤルエンフィールド」。その老舗ブランドを象徴するモデル「クラシック350」に、2022年モデルが登場しました!

ロイヤルエンフィールドが新型クラシック350発売
「クラシッククローム」のクロームレッド

ビンテージ感あふれるスタイルを継承しつつ、新しく4つのエディションが設定され、日本でも2022年3月下旬頃に発売開始されます。

●クラシカルで現代風なテイスト

ロイヤルエンフィールドのクラシックは、量産モーターサイクルに初めてスイングアーム式リヤサスペンションを搭載した画期的モデル、1948年発売の「モデルG2」を元祖とするバイクです。

モデル2が持つシンプルでエレガントなデザインという哲学を元に、2008年に登場したのが「クラシック500」と「クラシック350」。

いずれも、レトロ感満点の独特なスタイリングなどが人気を呼び、長年支持を受けてきたモデルです。

ロイヤルエンフィールドが新型クラシック350発売
レトロなスタイルが魅力のクラシック350

そして今回、その後継として生まれ変わったのが新型クラシック350。

ロイヤルエンフィールドは、現在、インドのアイシャ―・モーターズ傘下のブランドですが、新型はインドとイギリスにある同社の最先端テクノロジーセンターを拠点に開発されました。

外観は、戦後の英国製モーターサイクルの特徴である、フロントからテールまでの流れるようなラインで強調されたデザインを採用。ティアドロップ型のタンク、キャスケード、パイロットランプ付きの新しいヘッドランプなどにより、ビンテージ感と現代風なテイストを両立します。

ロイヤルエンフィールドが新型クラシック350発売
「クラシックダーク」のステルスブラック

パワートレインには、最高出力19.94馬力を発揮する新型の349cc・空冷単気筒エンジンを搭載。スムーズな走りと力強い低音域のサウンドなどを実現しつつも、振動をカットする一次バランサーシャフトの採用などにより、快適性も向上しています。

また、車体には剛性を高めた新設計のシャシーを採用。デュアルチャンネルABSと前後ディスクブレーキにより、高い制動力も誇ります。

●4つのエディション設定で豊富なラインアップ

新型クラシック350の特徴は、4タイプのエディションが設定されていることもトピックスです。

ロイヤルエンフィールドが新型クラシック350発売
「クラシックシグナルズ」のマーシュグレー

まず、燃料タンクなどにクロームを施すことで、1950年代の英国製モーターサイクルの豊かな外観と雰囲気を反映した「クラシッククローム」を設定。

「クラシックダーク」シリーズは、ステルスブラックやガンメタルグレーのカラーを採用するなどで、都会的な雰囲気も加味したカスタムモデル。

マーシュグレーとデザートサンドの2色で展開する「クラシックシグナルズ」シリーズは、古い軍用バイクを彷彿とさせる雰囲気が魅力のモデル。

ロイヤルエンフィールドが新型クラシック350発売
「ハルシオン」のブラック

「ハルシオン」シリーズは、クラシックが持つ長い伝統を反映し、レトロクラシックな外観が魅力で、グリーン、グレー、ブラックの3色で展開します。

価格(税込)は57万7500円〜60万3900円です。

(文:平塚直樹

この記事の著者

平塚 直樹 近影

平塚 直樹

自動車系の出版社3社を渡り歩き、流れ流れて今に至る「漂流」系フリーライター。実は、クリッカー運営母体の三栄にも在籍経験があり、10年前のクリッカー「創刊」時は、ちょっとエロい(?)カスタムカー雑誌の編集長をやっておりました。
現在は、WEBメディアをメインに紙媒体を少々、車選びやお役立ち情報、自動運転などの最新テクノロジーなどを中心に執筆しています。元々好きなバイクや最近気になるドローンなどにも進出中!
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