ロールス・ロイス初のEV「スペクター」、超ド級スペックが判明!

■BMW「i7」と同レベルの航続距離(700km)、最高出力750馬力を発揮

ロールス・ロイスが開発中のフルエレクトリック2ドアクーペ、「スペクター」市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。

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ロールスロイス スペクター 市販型プロトタイプ

ミュンヘンの田舎道で目撃した開発車両は、ロングノーズ、傾斜したルーフラインなど「レイス」を彷彿させるシルエットが見てとれます。

また上下二分割されたスプリットヘッドライト、短いグリルを特徴としているほか、さらに下には部分的に遮断されたワイドな吸気口、半自動運転技術用の大型センサーパネルを備えています。

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ロールスロイス スペクター 市販型プロトタイプ

後ろに移動すると、立体的フード、側面では目立つショルダーラインと後部にヒンジを持つコーチドアが確認できます。

後部では、垂直テールライトを備えた曲線的リアエンドが、エキゾーストシステムのない空力バンパーによって統合されています。

スペクターはロールス・ロイスの歴史の中で最も過酷なテストプログラムを受けているといい、合計150万マイル(250万km)を走行しています。

市販型では、2017年にファントムに採用されたArchitecture of Luxury」アルミニウムスペースフレームを採用。このプラットフォームは「異なる内燃エンジンモデルだけでなく、まったく異なるパワートレインを備えたモデルの基盤を形成するために作成された」ものだと主張しています。

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ロールスロイス スペクター 市販型プロトタイプ

そのEVスペックも見えてきました。今後登場が予定されるBMW「i7」と同レベルの、航続435マイル(700km)を可能にする120kWhのバッテリーパックを積み、最新情報によるとその最高出力は750psを発揮すると噂されています。

スペクターのワールドプレミアは、2023年後半と予想されています。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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