■BMW「i7」と同レベルの航続距離(700km)、最高出力750馬力を発揮
ロールス・ロイスが開発中のフルエレクトリック2ドアクーペ、「スペクター」市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
ミュンヘンの田舎道で目撃した開発車両は、ロングノーズ、傾斜したルーフラインなど「レイス」を彷彿させるシルエットが見てとれます。
また上下二分割されたスプリットヘッドライト、短いグリルを特徴としているほか、さらに下には部分的に遮断されたワイドな吸気口、半自動運転技術用の大型センサーパネルを備えています。
後ろに移動すると、立体的フード、側面では目立つショルダーラインと後部にヒンジを持つコーチドアが確認できます。
後部では、垂直テールライトを備えた曲線的リアエンドが、エキゾーストシステムのない空力バンパーによって統合されています。
スペクターはロールス・ロイスの歴史の中で最も過酷なテストプログラムを受けているといい、合計150万マイル(250万km)を走行しています。
市販型では、2017年にファントムに採用されたArchitecture of Luxury」アルミニウムスペースフレームを採用。このプラットフォームは「異なる内燃エンジンモデルだけでなく、まったく異なるパワートレインを備えたモデルの基盤を形成するために作成された」ものだと主張しています。
そのEVスペックも見えてきました。今後登場が予定されるBMW「i7」と同レベルの、航続435マイル(700km)を可能にする120kWhのバッテリーパックを積み、最新情報によるとその最高出力は750psを発揮すると噂されています。
スペクターのワールドプレミアは、2023年後半と予想されています。