■今夏の改良に向け、2月中旬に新規受注をストップ
2020年8月末の発売からすでに1年半が経過しているものの、人気グレードは未だ納車に半年以上を要しているトヨタのコンパクトSUV「ヤリス クロス」。
スタイリッシュな外観や手頃な車両価格、取扱いやすい車両サイズなどで人気が高い同車ですが、折からの半導体不足の影響も手伝って、通常納期(1~2ヵ月)を大きく上回っているのが実情のようです。
そうしたなか、各種情報によると発売から2年が経過する本年8月に、グレード追加・廃止を伴う一部改良を予定している模様で、販売店では納車の実情を踏まえ、2月中旬に現行モデルの新規受注をストップするようです。
改良項目については、法規対応やインテリアの質感向上、ボディカラーの変更などが主となるようですが、欧州向けに昨年設定済みの「アドベンチャー」グレードを国内向けにも追加すると共に、ガソリン車のエントリーモデル「X “Bパッケージ”」(179.8万円)を廃止する模様。
ちなみに欧州向けの「アドベンチャー」グレードの場合、前後バンパーに大型プロテクタが追加され、シルバー色のルーフレールやダークグレー仕上げの18インチアロイホイールなどを装備。
インテリアではシフトレバーにレザー製ブーツを追加、ステアリングホイールが革巻きに。
そのほかにもインパネ・ドアのモールディングがゴールドカラーとなり、ピアノブラック処理されたガーニッシュ類が目を惹きます。
●スポーティグレード「GR Sport」を設定
そして今回の変更で最も注目されるのが、スポーティグレード「GR Sport」の追加設定。
専用デザインの内外装や10本スポークの18インチホイールを装備するほか、専用サスペンションを装備。補強ブレース追加等でボディ剛性を強化することにより、走行性能の向上を図る模様。
エクステリアはフロントバンパーの意匠などに「GRヤリス」の雰囲気を漂わせ、インテリアについてもブラックを基調にシートやステアリング、シフトノブ、アルミペダル等のGR専用パーツを装備するようで、スポーツカー好きのハートをくすぐる一台になりそう。
ラジエターグリルの開口面積拡大により、一層アグレッシブさを増すことが予想されます。
また、ヤリスシリーズのマイナーチェンジ時期でもあるため、ヘッドランプやテールランプについても意匠変更が織り込まれる可能性があり、今夏の改良が大いに注目されます。
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