ジープの7人乗りSUV「コマンダー」、グローバル化で「グランドコンパス」へ車名変更か?

■コンパスから「eハイブリッド」システムを継承したPHEVパワートレイン設定

ジープの3列7人乗りクロスオーバーSUV、「コマンダー」開発車両をカメラがはじめて捉えました。

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ジープ コマンダー グローバルバージョン 開発車両

コマンダーは2005年のニューヨークモーターショーで発表、2006年〜2010年まで販売されていたモデルで、日本市場にも導入されていました。

その後11年の歳月を経た2021年8月、「コンパス」をベースとした南米向け7人乗りSUVとして「コマンダー」の名称が復活しました。

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ジープ コマンダー グローバルバージョン 開発車両

そのコマンダーが再びカモフラージュし北ヨーロッパに出現、グローバルバージョンをテストしている可能性があります。

デザインの詳細は不明ですが、比較的平らなルーフと長いオーバーハングを装備、より大きなクォーターウィンドウと、新設計されたDピラーも確認できます。

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ジープ コマンダー グローバルバージョン 開発車両

南米向けコマンダーと比較すると、フロントバンパーLEDデイタイムランニングライトや、テールライトのグラフィックスのデザインなどが一致していますが、名称と同様に市場によっては異なるデザインバリエーションが期待できるといえます。

ちなみにインド市場では、「ジープ メリディアン」として販売が予想されています。

パワートレインは、最高出力182ps、最大トルク270Nmを発揮する1.3リットルターボチャージャー付き「T270」ガソリンエンジン、最高出力170psを発揮する2.0リットル「TD380」ターボディーゼルをラインアップ。

前者は6速、後者は9速オートマチックを介して前輪または4輪すべてに動力が送られます。またコンパスから「eハイブリッド」システムを継承したPHEVパワートレインが期待できます。

7人乗りコンパスは2022年後半にデビューすると予想され、「グランドコンパス」と呼ばれる可能性があると言われています。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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