90年代のスーパーカー「チゼータ」復活へ! オリジナルのV16エンジンにクワッドターボ搭載

■「夢が帰って来る」すでにプロトタイプが走行テストを開始?

個性あるデザインで人気を博したスーパーカー「チゼータV16T」が、ドイツを拠点とする「EMA GroupGmbHの手により復活を目指してしていることがわかりました。

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チゼータ V16T
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チゼータ V16T

世界的にスーパーカーが爆発的に増加した80年代後半から90年代初頭、ポルシェ「959」をはじめ、フェラーリ「F40」、ブガッティ「EB110」など伝説のモデルが誕生しましたが、その市場に参入しようと試みたのがチゼータです。

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チゼータ V16T

かつて1973年までランボルギーニに在籍していたクラウディオ・サンポーリ氏が創設者として設立したチゼータは、1988年のジュネーブモーターショーにて「V16T」を発表しました。

4つのポップアップヘッドライトという印象的なフロントエンドで注目され、そのパワートレインは最高出力500psを発揮する6.0リットルV型16気筒エンジン、64バルブを搭載。

1991年に発売されましたが、わずか15台の生産で倒産。その後、2003年にサンポーリ氏は「チゼータ オートモービルUSA」を設立し、再びV16Tの生産を開始しました。初期のチゼータでは12台が生産されましたが、その1台はブルネイ国王の手に渡っています。

ドイツで高級イタリアの輸入貿易事業を営むアントニオ・マンデリッヒが所有する「EMA GroupGmbH」社では、現在オリジナルモデルのデザイナー、マルチェロ・ガンディーニ氏の承認を待っている状況で、公式ホームページには「夢が帰って来る」と記されています。

注目はその心臓部です。

マンデリッヒ氏は、復活するV16Tを電動化することなくオリジナルの6.0リットルV型16気筒エンジンを搭載することを計画。そこにクワッドターボチャージャーをプラス。市販型ボディはカーボンファイバーモノコックで構成することにより、スペックの強化を図るといいます。

初代モデルの動力性能は0-100km/h加速4.3秒・最高速度328km/hと、当時としては驚異的な数値を残していますが、新型ではそれ以上のハイスペックが予想されます。

V16T復活のスケジュールは不明ですが、すでにプロトタイプが完成し走行テストが開始しているとも噂されており、スクープ成功次第、お伝えしていきます。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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