■新開発のバッテリー、および電子制御ソフトウェアで航続600kmを実現か
アウディは現在、エレクトリック・クロスオーバーSUV「e-tron」改良型の開発に取り組んでいますが、そのタイミングで「Q8 e-tron」に改名されることが濃厚であることがわかりました。
そもそも同社では、2022年11月に「Q8 e-tron」を発売することを発表していましたが、新型モデルと思われていました。しかし、新たなモデルではなく、e-tronの代替えモデルとなるようです。
これまで改名の噂はありましたが、次期型のタイミングと予想されており、改良型のタイミングに前倒しとなります。
噂によると、アウディは新しいバッテリーパックを積み、より効率的な電気モーター、および航続距離を延長する新しい電子制御ソフトウェアを搭載し、航続は600kmに達するといいます。
捉えたプロトタイプは、スポーティなハニカムメッシュパターンの新グリルを装着。エアインテーク形状が改良された新バンパーを備えているほか、「Q4 e-tron」に似たLEDデイタイムランニングライトを装備。
以前のプロトタイプでは、バーチャルエクステリアミラーがつけられていましたが、最新プロトタイプでは従来のサイドミラーを装着、後部では刷新されたテールライトのグラフィックスが見てとれます。
同社では、従来の銘板がない数少ないフルエレクトリック・アウディの1つ「e-tron」を是正したいと考えているようですが、「e-tron GT」はそのまま残ることになりそうです。
シリーズでは、昨年「Q4 e-tron」がデビュー、ポルシェと共同開発、「PPE」プラットフォームに乗る最初のアウディとなる「Q6 e-tron」は2022年内にデビュー予定となっています。
Q8 e-tronに変更された改良型は、次世代型が導入するまであと4年間は登場しないことになります。次世代型では現行の「MLB」アーキテクチャではなく、専用のEVプラットフォームを採用、2026年にデビュー予定のQ8 e-tron新型にクーペスタイルの「スポーツバック」が設定されるかは不明です。