零下41度の日本最低気温記録/漫画家の石森章太郎生まれる/STIチューンのスバル・インプレッサWRX STI tS 販売開始!【今日は何の日?1月25日】

■120年前の北海道旭川市でマイナス41度を記録

1902(明治35)年1月25日、北海道旭川市で日本観測史上最低気温の-41度を記録しました。ガソリンは-100度程度まで凍りませんが、軽油は凍りにくい規格品(特3号)でも-30度ぐらいで凍り始めます。どちらにせよ、-40度では事前にエンジン全体を温めないと始動は難しいですね。

さて、1月25日に生まれたのは、女優の多部未華子、タレントの櫻井翔、映画監督の森田芳光、漫画家の石ノ森章太郎と松本零士、詩人の北原白秋、真珠王の御木本幸吉などです。本日紹介するのは、石ノ森章太郎です。

●「仮面ライダー」など数々のヒット漫画を生んだ石ノ森章太郎が誕生

JR石巻駅に飾られた人気作品の仮面ライダーとサイボーグ009の人形(C)Creative Commons
JR石巻駅に飾られた人気作品の仮面ライダーとサイボーグ009の人形(C)Creative Commons

石ノ森章太郎は1938(昭和13)年1月25日、宮城県登米市に生まれました。高校在学中に「漫画少年」の「二級天使」でデビューして、「天才高校生現る」と話題になります。高校時代に手塚治虫に依頼されてアシスタントも経験して、高校卒業後は藤子不二雄や赤塚不二夫らの有名漫画家を輩出したトキワ荘に住み始めます。魁傑ハリマオ、サイボーグ009、佐武と市捕物控、仮面ライダー、人造人間キカイダー、頑張れ!ロボコンなどは、TV化もされて大人気でした。その才能に手塚治虫が嫉妬して作品を酷評して話題になりましたが、後に手塚治虫が謝りに自宅に出向いたそうです。

さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?

●インプレッサ・セダン初のコンプリートモデル・WRX STI tSが発売開始!

2011年にデビューしたインプレッサ WRX STI tS
2011年にデビューしたインプレッサ WRX STI tS

2010(平成22)年12月21日、スバルは3代目インプレッサに、セダンモデルとしては初となるSTIコンプリートモデル「インプレッサWRX STI tS」を発表、翌年の1月25日、限定400台で発売しました。tSは、“tuned by STI(スバルテクニカルインターナショナル)”の略です。

STI tSシリーズは、基本的にはパワートレイン系には手を加えず、主として足回りのチューニングやボディ補強を行うのが特徴。注目は、スバルの量産車として初めて採用されたカーボンルーフです。東レと共同で開発したドライカーボン製のルーフは、アルミボンネットと合わせて10~20kgの軽量化を実現。パワートレインについては、最高出力308PSを発揮する2.0L直4DOHC水平対向ターボエンジンに6速MT、あるいは最高出力300PSの2.5L直4DOHC水平対向ターボエンジンに5AT、という2つのバリエーションが用意されました。

2018年ニュルブルリンクを激走するWRX STI
2018年ニュルブルリンクを激走するWRX STI

スバルは、2008年にWRCからの撤退したものの、WRX STIは相変わらずの人気を博し、ドイツのニュルブルクリンク24時間レースで連続クラス優勝を果たすなどの活躍を見せます。2010年にはインプレッサの名を取って「スバルWRX STI」を正式車名としましたが、2019年に名機EJ20型の生産終了に伴い、WRX STIも販売を終了しました。世間では次期WRX STIのウワサも流れており、復活を待ち望んでいるファンも多いのではないでしょうか。

毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかも知れません。

Mr.ソラン

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Mr. ソラン

某自動車メーカーで30年以上、自動車の研究開発に携わってきた経験を持ち、古い技術から最新の技術までをやさしく解説することをモットーに執筆中。もともとはエンジン屋で、失敗や挫折を繰り返しながら、さまざまなエンジンの開発にチャレンジしてきました。
EVや燃料電池の開発が加速する一方で、内燃機関の熱効率はどこまで上げられるのか、まだまだ頑張れるはず、と考えて日々精進しています。夢は、好きな車で、大好きなワンコと一緒に、日本中の世界遺産を見て回ることです。
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