■ホイールアーチの分厚いプラスチッククラッディング、十分な最低地上高を確認
フォルクスワーゲン(VW)は3月9日、令和版「ワーゲン」と称されるEVバン「ID.BUZZ」を発表予定ですが、2022年内に登場が期待されているもう1台、ピックアップトラックの「アマロック」の最新ティザーイメージがリリースされました。
初代となる現行型アマロックは2010年に発売、2.0リットル直列4気筒ガソリンエンジンを搭載しデビューしました。
2016年にはディーゼルエンジンを刷新、新開発の3.0リットルV型6気筒エンジンが設定されており、これが12年ぶりのフルモデルチェンジとなります。
姉妹モデルであるフォード「レンジャー」は昨年11月に第4世代となる新型を発表したばかりで、それに伴うかたちでのデビューとなりそうです。
最新のデジタルスケッチでは、ホイールアーチの分厚いプラスチッククラッディングと、十分な最低地上高を備えています。ピックアップは頑丈なウィンタータイヤを履いており、凹凸のある路面に対処するために大きなサスペンショントラベルがあります。
ティザー画像では不明確ですが、VWでは新型アマロックが大型化されることを示唆しています。
市販型では、フォード「T6」プラットフォームのアップデートバージョンを採用、現行型のボディサイズは全長5.254mm(206.9インチ)、全幅1,954mm(76.9インチ)ですが、それぞれ100mm(3.93インチ)長く、40mm(1,57インチ)ワイドになると予想されます。
パワートレインは、強力なV型6気筒TDIエンジンが確定、そのほか複数のディーゼルがラインアップされます。また市場に応じてフォード レンジャー新型と共有するガソリンエンジンが提供されると思われます。
アムロック新型のワールドプレミアは今後数ヵ月以内とみられ、南アフリカのシルバートン工場、およびアルゼンチン・パチェコ工場で生産される予定となっています。