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■オートバックスの2大メジャー店舗がスーパーラップで対決中
カー用品店のメジャーブランドであるオートバックスは、さまざまな形態の店舗を展開しています。関東地区でメジャーなオートバックスの店舗といえばA PITオートバックス東雲、一方の中京地区ではスーパーオートバックスNAGOYA BAYとなります。
くしくもこの2大メジャー店舗では同じスバルWRXを使いスーパーラップに参戦中。その2台のマシンが東京オートサロンの会場に並んで展示されました。
●現在は約0.9秒の差で東雲がリードも、その仕様はずいぶん異なる
A PITオートバックス東雲はチューニングにかなり力を入れているショップです。
デモカーのWRX STIはHKSと共同で2.2リットルのショートブロックを組み込んだ仕様でHKSのGT3RSタービンを装着、デルタボックスのコントロールで440馬力を実現しています。
駆動系ではクスコタイプMZをベースとしたオリジナルLSD、サスペンションはエンドレスのFunction.comとHALスプリングを使ってA PITオートバックス東雲オリジナルの仕様としています。
ホイールはTWSのT66-F東雲スペック、シートはレカロのRMSウルトラスエードパッドが装着されます。2021年の筑波2000でのベストタイムは1分00秒080となっています。
一方の中京地区代表、スーパーオートバックスNAGOYA BAYのWRX STIはエンジン本体やターボチャージャーはノーマルで、ブーストアップやマフラー交換(HKSスーパーターボマフラーデュアル)の装着によって350馬力を確保しています。
クラッチはHKSのLAクラッチ、LSDはCUSCOでナゴヤベイスペックとなっています。足まわりはHKSのハイパーマックス4SPのナゴヤベイスペックにハイパーCOスプリングをセット、ブレーキはフロントがエンドレスレーシングモノ6でリヤがモノ4。
BBSのRI-AにBSポテンザRE71RSの245/40R18をセットした仕様で、筑波2000のタイムは1分01秒フラットと東雲に約0.9秒遅れで迫っています。
●内外のコンパクトスポーツ2台とくるまのCHANNEL・欅BRZも展示
ランボルギーニやベントレーなどのチューニングカーも珍しくない東京オートサロンの会場ですが、さすが庶民の味方のオートバックスは身近なクルマも展示していました。
国産車でリーズナブルでスポーティといえば、なんと言ってもスズキのスイフトスポーツです。
2017年式のスイフトスポーツにA PIT東雲オリジナルのタービン、HKSスーパーターボマフラー、HKSメタルキャタライザーなどをセットアップし225馬力/31.0kgmを実現。
CAEウルトラシフター、TMスクエアの強化クラッチ&カバー、A PIT東雲オリジナル1ウエイLSDを組み込み、A PITオリジナルHKS×HALサスペンション(HKSマックスIV SPショック、HALスプリング&リアピロマウント)を搭載、ブレーキはエンドレスのブレーキキャリパー&MX72ブレーキパッドが採用されています。
ホイールはTWS T66のA PITオリジナルカラーでタイヤはアドバンA08Bが装着されます。
輸入車のコンパクトでスポーティなモデルといえば、イタリアのアバルトが有名でしょう。展示車はアバルト595で、HKSが新たに展開を始めた輸入車用のブランドのVIITSのマフラーを装着。
BMC OTAの専用リターンパイプキットなどを装備。HKS VIITSのサスペンションキットで走りを支えたうえで、フェールリッドのチタンボルトやレッドのシートベルト、超光沢のプロテクションフィルムなど数多くのパーツが装着されています。
YouTubeのくるまのCHANNELで連載している欅まつやさんのBRZも展示。このクルマの製作をA PITオートバックス東雲で行っているとのことです。
装着されるパーツはHKSの吸排気パーツ、HKSオイルクーラー、クスコのタワーバー&スタビリンク、ORCクラッチ、シートはブリッドのユーロスターIIで、ホイールはレイズのヴォルクレーシングTE37 SAGA SLでトーヨータイヤのプロクセスR1Rが組み合わされます。
(文/写真・諸星陽一)