ENDLESSはレーシングカーから旧車まで並ぶ、タイムレスなブース【東京オートサロン2022】

■新開発のサスペンションキットやブレーキディスクを展示

2022年1月14日(金)〜16日(日)、千葉県にある幕張メッセで東京オートサロン2022が開催されています。西ホール3にあるENDLESSブースについて紹介します。

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ENDLESSブースの外観

ENDLESSは、スーパーGTやスーパー耐久レースなど、国内のトップカテゴリーのレースに参戦し、販売しているブレーキやサスペンションなどのパーツ類の高性能を証明しているブランドです。

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GT-R Tスペックを展示
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ブレーキシステムは自社製パーツを装着

ブースにはスーパー耐久シリーズに参戦しているENDLESS AMG GT4参戦車。

そして、ENDLESSのブレーキシステムを装着したR35型日産スカイラインGT-R Tスペック。さらに、国内外の旧車を展示しています。

ENDLESSが東京オートサロン2022で発表した新製品は3点。

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新製品のサスペンションキット

まずは、サスペンションのFUNCTION-IMA。新開発のハイブリッドオリフィスと新形状ニードルを採用。FUNCTION独自のDLHバイパス機構に組み込むことにより、リニアなハンドリングとしなやかな路面追従性を実現しています。

3バージョンプリセット設定(PS・SC・TC)により、用途に合わせて調整可能なスタンダードサスペンションキットです。

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新製品のブレーキローター

ブレーキローターでは、ストリートからサーキット走行まで対応する万能型ロープライスモデル「BASIC SLIT」に、若者に人気のZC33S型スイフトスポーツを新設定。また、GRヤリス用は近日発売予定となっています。

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新製品のブレーキフルード

ケミカル系では、ブレーキフルードのFP-6。このFP-6はクラス6規格対応のブレーキフルードで、冬季低温時の作動性が向上した商品です。

粘度が低くABSなどの電子制御ユニット内を通る液圧のレスポンスが他規格のブレーキフルードより早くなるので、各ユニット内の作動性をスムーズにします。

また、しっかりとしたタッチ感をキープしながらも、ペダルストロークのコントロール幅が増し、ブレーキリリース時のキャリパーおよびパッドの動きが把握しやすくなるのが特徴です。

クラス6の特性の良さを発揮しながらも、サーキット走行のような高負荷走行時でもストローク変化が少なく、耐ペーパーロック性を高めたフルードとなっています。

そして、もう1点がブレーキローター用サーモペイントのCP-004です。このCP-004はENDLESSレーシングローターに塗布されているサーモペイントと同様の不可逆性塗装塗装です。

サーモペイントは熱による変色後は元も戻らない性質のため、変色したあとも再度塗布することで、定期的にディスクの温度域を確認することができます。グリーンは450度、ピンクの630度という、2つの速度域を1セットにして販売されています。

ピンク色のサーモペイントが変色した場合、600度以上という非常に高い温度での走行が確認可能。

鋳鉄製のローターは材質の性質上650度が使用限界(瞬間温度ではなく持続温度として)となりますので、ブレーキダクトなどの冷却、もしくはローターの大径化などによる熱容量のアップの検討がしやすくなります。

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アルファロメオの旧車
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国産車の名だたる名車を展示

(文・写真:萩原 文博)

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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