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■扱いやすくカジュアルなロードバイク
近年、バイクの世界では、「ネオレトロ」と呼ばれるスタイルが世界的に人気です。
1960年代や1970年代のバイクが持つビンテージ感溢れるスタイルに、最新技術で爽快な走りが楽しめるバイクのジャンルですが、カワサキでは、1970年代の名車「Z650」を彷彿とさせる最新モデル「Z650RS」を発表! 2022年4月28日(木)に国内販売することを公表しました。
カワサキ愛好家から「ザッパー」の愛称で知られる名車「Z650」を彷彿とさせるスタイルを持ちながらも、649cc・並列2気筒エンジンなどによるスムーズな走りが魅力のモデルです。
●往年の名車「ザッパー」とは?
Z650RSは、すでに欧州などでは2021年9月に発表されていたモデルですが、いよいよ日本でも正式発売されることが決定しました。
大きな特徴は、1976年に発売された652ccの空冷4ストローク並列4気筒エンジンを搭載したZ650をオマージュしたスタイルを持つことです。
カワサキの名車「900スーパー4(通称Z1)」や「750RS(通称Z2)」の兄弟車として登場したこのモデルは、当時、同クラスのモデル中でも俊敏で高性能な走りが大きな人気を呼んだバイクです。
愛称は「ザッパー」。これは英語で風を切る擬音「ZAP(ザップ)」をもじったもので、今でも多くの愛好家から親しまれている伝説の名車です。
最近のカワサキ車は、そうした「Z」の血統を受け継ぐモデルとして、900ccの「Z900RS」も大ヒットを飛ばしていますが、新型Z650RSはその弟分として、欧州で大きな支持を受けている650ccミドルクラスのモデルとして登場しました。
●ビンテージ感溢れる装備が光る新型
新型Z650RSのスタイリングは、スリムなタンク、短くコンパクトなテールを採用することで、軽快で親しみやすいキャラクターを演出していることが大きな特徴です。
また、ビンテージ感溢れる砲弾型メーターケースを装備する一方、2眼専用メーターユニットや丸型LEDヘッドライトなどの先進装備により、レトロな外観と現代的な機能を両立しています。
軽量コンパクトなシャシーに搭載された2気筒エンジンは、低速域での優れたトルク特性が持ち味で、最高出力68ps・最大トルク6.4kgf-mを発揮。
軽量コンパクトなシャシーに搭載することで、扱いやすさと良好な足つき性、軽快なハンドリングなどを実現します。
親しみやすく、スタイリッシュでカジュアル、Z650RSは街乗りからツーリングまで、幅広いシーンで気負わずにライディングを楽しむには最適なバイクだといえるでしょう。
ボディカラーには「キャンディエメラルドグリーン」と「メタリックムーンダストグレー×エボニー」を設定。価格(税込)は101万2000円です。
なお、カワサキの公式YouTubeチャンネルでは、新型Z650RSのプロモーションビデオも公開され、その魅力が堪能できます。
(文:平塚 直樹)
【関連リンク】
Kawasaki公式YouTubeチャンネル
「22MY Z650RS ACTION VIDEO」