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■福をもたらす鏡餅を食べる
1月11日は鏡開きの日。神様が宿った福をもたらす鏡餅を食べることで、その年の無病息災を願う習わしです。鏡餅は刃物で切らずに、手や槌で割るのがしきたりで、切るという言葉を避けて”開く”という縁起の良い言葉を使ったのだそうです。
さて、1月11日に生まれたのは、女優の深津絵里、漫画家のちばてつや、レーサーの中嶋一貴、政治家の鈴木善幸、プロレスラーのアブドーラ・ザ・ブッチャーなどです。本日紹介するのは、中嶋一貴です。
●ル・マン24時間レースで3連勝した中嶋一貴が誕生
レーシングドライバーの中嶋一貴は、1985年1月11日に愛知県岡崎市で生まれました。日本人F1ドライバーのパイオニアである中嶋悟を父に持ちながら、親の七光りと言われるのを嫌い、ホンダ系でなくトヨタ系のドライバーの道を選びます。国内で活躍後、渡欧して2007年にF1デビュー、F1での優勝は果たせませんでしたが、その後帰国して国内フォーミュラーで活躍。並行してトヨタのトップドライバーとしてWECにも参戦します。2018年に悲願のル・マン24時間で優勝し、以降3連勝を飾ります。2016年のル・マンで優勝目前にトラブルに見舞われ、中嶋選手が「I have No Power!」と連呼した悲劇の無線は有名な話ですね。残念ですが昨年2021年12月、後進に道を譲る形で引退することを表明しました。
さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?
●ミニバン初のハイブリッドも登場した人気のエスティマに2代目登場!
2000(平成12)年の1月11日、トヨタのミニバン「エスティマ」が初めてのモデルチェンジを行い、2代目が登場しました。初代のエスティマは、1990年5月にデビュー。それまでの商用車ベースのミニバンでなく、乗用車ベースの「天才タマゴ」と呼ばれたスタイリッシュなデザインで大ヒットします。
新しくなった2代目エスティマは、初代以上に流線型のフォルムを採用し、Cd値はクラストップを記録。最大の特徴は、初代のミッドシップレイアウトに対して、2代目はエンジンをフロント横置きに配置したFFレイアウトに変更したことです。FF化によって得られたメリットは、スペース的な余裕ができた結果、2.4L直4エンジンに加えて高出力の3.0L V6エンジンも搭載できたこと。これにより、初代を凌ぐ静粛性とパワフルな走りが実現しました。
さらに2001年にはミニバン初のハイブリッドモデルが追加され、初代から続くエスティマの人気はさらに加速。販売台数はミニバンとしては異例の、カローラ、ヴィッツに次ぐ第3位となりました。しかし、その後ミニバンはコンパクトクラスと高級車が人気となり、初代から30年続いたエスティマは、2019年に生産を終えることになりました。
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかも知れません。
(Mr.ソラン)