アルファ ロメオのジュリア/ステルヴィオに、歴史的名作「GT1300 Junior」から着想を得た限定車「GTジュニア」が登場!

■減衰力調整式アクティブサスペンション、リミテッドスリップディファレンシャル(LSD)を備え、走りを強化

走りやスタイリングにこだわる層から根強い支持を集めているアルファ ロメオ。日本向けでは、Cセグメントのジュリエッタが公式サイトで販売終了と掲載されていて、現在のラインナップはスポーツサルーンのジュリア、SUVのステルヴィオという2本立てになっています。

この2台には、さらに最強マシンの名が与えられた「QUADRIFOGLIO(クアドリフォリオ)」が鎮座しています。

アルファロメオ ジュリア ステルヴィオ
ジュリア、ステルヴィオに設定された限定車の「GTジュニア」

2022年1月5日、そのジュリアとステルヴィオに、デザイン性とスポーツ性が強調された限定車の「Giulia GT Junior(GTジュニア)」「Stelvio GT Junior(GTジュニア)」がそれぞれ設定されました。

アルファロメオ ジュリア
ジュリア「GTジュニア」のエクステリア

販売台数はジュリアGTジュニアが99台、ステルヴィオGTジュニアが40台限定です。同限定車は、アルフィスタならお分かりのように、1960年代から70年代に人気を得た「GT1300Junior」に着想を得たモデル。

アルファロメオ ステルヴィオ
ステルヴィオ「GTジュニア」のリヤビュー

「アルファ ロメオ GT1300 Junior」は、1965年に誕生しています。この1960年代は、世界の国や地域に差はあっても戦後の社会の復興期に登場し、日本ではモータリゼーションが到来しています。

「GT1300 Junior」は、アルファ ロメオらしさが表現されたスタイリッシュなデザインとスポーティな走りが評価を高め、1977年までに10万台近くが生産されるスマッシュヒットに。

アルファロメオ ジュリア ステルヴィオ
ブラック仕上げのフロントグリルを採用

今回のジュリア、ステルヴィオに設定された「GTジュニア」は「GT1300 Junior」の大胆なクルマ作りに着想を得て仕立てられたそうです。

目を惹くボディカラーは、限定車専用の「リーパリーオーカー」がペイントされています。かつて「GT1300 Junior」にも採用されたカラーを現代風にブラッシュアップされたもので、歴史的名作を彷彿とさせつつモダンな仕立てになっています。

アルファロメオ ジュリア ステルヴィオ
新デザインの新5ホールデザインアルミホイールを履く

ジュリアには19インチ、ステルヴィオには、21インチの新5ホールデザインアルミホイールを装着。ブラック仕上げのブレーキキャリパーとの組み合わせが映えます。

足まわりには、減衰力調整式アクティブサスペンション、コーナーの立ち上がりでのトラクションと走行安定性を高めるリミテッドスリップディファレンシャル(LSD)が搭載され、スポーティな走りをブラッシュアップ。

エクステリアでは、フロントグリルやミラーハウジング、エキゾーストパイプもレーシーなブラック仕上げになり、ボディカラーとコーディネイトされています。

一方のインテリアには、ダブルサンルーフやシートヒーターが前席に加えて、後席にも特別に装備。

そのほかの仕様や装備は、ベース車の「ヴェローチェ」に準じていて、スポーツレザーステアリング(ステアリングヒーター付)やブラックスポーツレザーシート、ナビゲーションシステム、地上デジタルTVチューナー、harman/kardonプレミアムオーディオシステムなどの豪華装備により、上質で、利便性の高い車内空間になっています。

デザイン、スポーツ性、装備のいずれにも妥協のない限定車「GTジュニア」。ジュリアもしくはステルヴィオを狙っているのなら見逃せない選択肢になっています。

●価格
・ジュリアGTジュニア:680万円
・ステルヴィオGTジュニア:792万円

塚田 勝弘

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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