1(ひと)月3(み)日で瞳の日/ミハエル・シューマッハ生まれる/ユーノス・ロードスターに限定車Sリミテッド登場!【今日は何の日?1月3日】

■今日は瞳の日

1月3日は、語呂合わせで「瞳の日」です。目は心の窓と言われるように、マスク着用が日常の今、マスク越しの目の表情やコミュニケーションが大事ですね。

さて、1月3日に生まれたのは、俳優の柳葉敏郎、タレントの小堺一機、体操の内村航平、米国俳優のメル・ギブソン、F1ドライバーのミハエル・シューマッハなどです。クリッカーの読者ならばシューマッハが気になりますね。

●F1の皇帝と呼ばれたミハエル・シューマッハが誕生

ミハエル・シューマッハは、1969(昭和44)年1月3日、ドイツのケルン近傍のフェルト・ヘルミュールハイムで生まれました。4歳からカートレースで腕を磨き、1985年にドイツ・ジュニア選手権に優勝、1989年にF3に参戦し、マカオGPで優勝します。

ミハエル・シューマッハと走行風景(C)Creative Commons
ミハエル・シューマッハと走行風景(C)Creative Commons

1991年に、ベルギーGPでジョーダンからF1デビュー。その後、最多優勝91回や年間ドライバーズチャンピオンを7回獲得するなど、F1の前人未到の記録を打ち立て、日本では「皇帝」と呼ばれました。1994年に総合優勝を飾りますが、その年の5月にアイルトン・セナがレース中の事故で逝去してしまいます。ところが2013年末に、今度はシューマッハがフランスのスキー場で滑走中に転倒して深刻なダメージを受けます。現在も治療を続けていますが、日常生活が困難な状態とのこと。一日も早い回復を祈るばかりです。

さて、クルマ界では何があったでしょう?

●ロードスターをチューンナップした限定車ロードスターSリミテッド登場!

1993(平成5)年の1月3日、1989年にデビューした「ユーノスロードスター」の限定車「Sリミテッド」が発売されました。ユーノス・ロードスターは2シーターのライトウエイトオープンスポーツカーのパイオニア。人馬一体の軽快な走りが高く評価され、国内外で大ヒットしたクルマです。ユーノスとは、当時のマツダが展開していた販売チャンネルのひとつでした。

1993年に限定販売でデビューしたユーノス・ロードスターSリミテッド。黒のボディに赤いインテリア、ゴールドのホイールが周囲の視線を集めた。
1993年に限定販売でデビューしたユーノス・ロードスターSリミテッド。黒のボディに赤いインテリア、ゴールドのホイールが周囲の視線を集めた
鮮やかな赤で統一されたユーノス・ロードスターSリミテッドの内装
鮮やかな赤で統一されたユーノス・ロードスターSリミテッドの内装

その4年後に登場した1000台限定車のSリミテッドのコンセプトは、「ラテン的風情の粋」です。ベースに対して、サスペンションやホイールなど足回りを強化して、さらに走りを追求したモデルとして仕上げられました。そして何といっても最大の特徴は、真っ黒なボディと鮮やかな真っ赤なインテリアです。シートからカーペット、ドアの内張り、シートベルトまで真っ赤に統一するという徹底ぶり、目立ちたがり屋にはもってこいかもしれませんね。

1989年にデビューしたユーノス・ロードスター。2シーターのコンパクトなオープンスポーツカーとして国内外で大ヒット
1989年にデビューしたユーノス・ロードスター。2シーターのコンパクトなオープンスポーツカーとして国内外で大ヒット

ちなみに2020年の4月、フランスで、現行のマツダ・ロードスターにSリミテッドをモチーフにした「ユーノス・エディション」が限定販売され、好評を博しました。もちろん、真っ黒なボディに真っ赤なインテリアです。

毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかも知れません。

Mr.ソラン

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Mr. ソラン

某自動車メーカーで30年以上、自動車の研究開発に携わってきた経験を持ち、古い技術から最新の技術までをやさしく解説することをモットーに執筆中。もともとはエンジン屋で、失敗や挫折を繰り返しながら、さまざまなエンジンの開発にチャレンジしてきました。
EVや燃料電池の開発が加速する一方で、内燃機関の熱効率はどこまで上げられるのか、まだまだ頑張れるはず、と考えて日々精進しています。夢は、好きな車で、大好きなワンコと一緒に、日本中の世界遺産を見て回ることです。
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