■BMW M5から4.4リットルV型8気筒ツインターボエンジンを流用か
独・ヴィーズマンは、延期されていた新型モデルのティザーイメージをリリースしました。
1988年に設立されたヴィーズマンは、BMW製エンジンを積みハンドメイドのスポーツカーを生産していましたが、2013年に経営が悪化、会社は破産しました。
その後、2018年に復活。初のスポーツカーとなる「GTMF5クーペ」と「MF4ロードスター」を発表しました。
同時に2019年に新型スポーツカーを発表するとアナウンス、その市販型プロトタイプを捉えていましたが、突如として開発が延期され情報やプロトタイプの目撃が途絶えていました。
しかし今回新たなティザーイメージを公開、「過去数年間の市場の変化を踏まえて、新しいエキサイティングな提案が間もなく発表されます」と付け加えられています。
また公式ウェブサイトでは、新型モデルを2022年に公開することを発表。「新しいモデルと並んでプロジェクトGeckoは引き続き開発されています」とメッセージを発信、同社が2つの異なるモデルを開発中であることを示唆しています。
2019年に捉えたプロトタイプは、ロングノーズにアーチ型のルーフラインなど「GTMF5クーペ」から継承するレトロなエクステリアが見てとれますが、MF5より大型化されたコーナーエアインテークを装備、固定式大型リアウィング、バンパー、テールライト、ツインエキゾーストシステムなどが再設計されている様子が伺えます。
果たしてこの2年間でどんな進化が見られるのか期待されます。
また当時の予想では、パワートレインはBMW「M5」から流用する4.4リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、8速ATと組み合わされ、最高出力は600ps程度を発揮するとみられるほか、0-100km/h加速3.5秒、最高速度350km/hのパフォーマンスが予想されていましたが、こちらの情報もアップデートされるか注目です。