■3モーター駆動列を備えた高性能バージョンは750ps発揮か
BMWが現在開発を進めるフラッグシップセダン、「7シリーズ」のフルエレクトリックバージョンとなる、「i7」市販型プロトタイプの画像が公式リークされました。
前回は厳冬のフィンランドでの撮影でしたが、今回は一転、ホットウェザーでのテストとみられ、世界中の「極端な道路と気象条件」での、広範なテストプログラムを受けている様子が伺えます。
同社では、特に暑い天候テストプログラムにおいて、クルマの電気モーター、高電圧バッテリー、全輪駆動システムが「高温、未舗装路、ほこり、高度差による最大のストレス」にさらしていると述べています。
また今回は猛暑の中のストップアンドゴー、長距離走や高速運転まで数万kmを走破。高熱を持って山を駆け上がることで「電気モーターの温度挙動と全電気式BMW xDriveシステムのトルク制御」を分析することができたといいます。
エンジニアはそのほか、空調システム性能と内装材の耐熱性も確認、電動駆動列だけにとどまらず、最高級セダンが「あらゆる状況で完全に調和した排泄的な運転体験を提供する」ことも確認したようです。
i7のEV仕様に関する情報ですが、1回の充電で最大700km(435マイル)の航続を可能にする120kWhの大容量バッテリーパックが搭載される可能性があり、噂によると最高出力750psを発揮する3モーター駆動列を備えた高性能バージョンも設定される可能性があるようです。
7シリーズ次期型及びi7は2022年にワールドプレミアされる予定となっています。