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■東京駅が完成して記念式典開催
1914(大正3)年12月18、東京駅が完成し、完成記念式典が行われました。完成当初は、まだ野原であった丸の内側だけに駅出口が設けられました。その後、丸の内中央出口と皇居の正面を繋ぐ皇室専用の貴賓出入口、1928年には八重洲口が完成。何もなかった駅周辺もオフィスや店舗ができるなど、急速に賑わいを見せます。その後の世界大戦で大きな被害を受けましたが、戦後の高度成長とともに駅は拡充します。そして、長く中途半端な状態であった丸の内駅舎が、美しいレンガ造りで再現されたのは、2012年のことでした。
さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?
●世紀のクルマの栄誉はT型フォードに輝く
20世紀が終わろうとしている1999(平成11)年のこの日、20世紀に生産された乗用車の中から、歴史的に最も重要なクルマ「Car of the Century」として、フォードのT型フォードがその栄誉に輝きました。全世界の自動車ジャーナリスト132人(含、日本人12人)の投票によるトップ5は、T型フォード(742点)、ミニ(521点)、シトロエンDS(567点)、VWビートル(521点)、ポルシェ(303点)でした。T型フォードは、18年間に約1600万台が生産されたベストセラーモデル。ベルトコンベア方式による画期的な大量生産方式によって、自動車を大衆化させたことが評価されたのだと思います。
●ダイハツ最後のミラとなった7代目がデビュー!
2006(平成18)年のこの日、ダイハツの「ミラ」が6回目のモデルチェンジを行い、7代目ミラがデビューしました。初代ミラは、1978年に登場して大ヒットしたスズキ「アルト」の対抗馬として1980年に登場、当時はアルトとミラの熾烈な販売競争が繰り広げられていました。バブル期には、国内通年最多販売台数28万6975台という記録を達成したダイハツの代表的なモデルです。
2000年以降の軽市場は、背の高いハイトワゴンが人気となり、軽乗用車のミラの販売は低迷していました。そんな中登場した7代目ミラは、車高を少し上げたセミハイトワゴンに近いスタイルになり、さらにロングホイールベース化することで、セダンスタイルながら広い室内空間を実現、これがアピールポイントのひとつでした。
エンジンは、660cc直3DOHCをベースに、スポーティなミラカスタムにはインタークーラー付きターボエンジンが搭載されました。トランスミッションは5MT、3AT、4AT、CVTと多彩、駆動方式はFFおよび4WDが用意されました。また、NA(無過給)エンジン+CVTには、アイドルストップ機構が採用され、27.0km/Lという優れた燃費性能を発揮しました。
ハイトワゴンとスーパーハイトワゴンが市場を席巻する中では、ミラのようなセダンタイプの軽乗用車の販売台数は限られていました。2011年に、エコモデル「ミライース」の登場を受けて、ミラはその座を引き渡して2018年に生産を終了しました。ミラのような扱いやすくて低燃費の軽乗用車の需要はあるはず、エントリーモデルとして今後も必要ですね。
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかも知れません。
(Mr.ソラン)