■「電気自動車への移行という点において、ホンダブランドよりはるかに速い」とメッセージ
ホンダが米国で展開する高級ブランド「アキュラ」は、11月に「インテグラ」を復活させましたが、今後はハイブリッドの段階をスキップし、一気にフルエレクトリック化にシフトが切られる可能性が高いことがわかりました。
ホンダを含め、ほぼすべての自動車メーカーはハイブリッドモデルを販売しつつ、フルエレクトリックモデルに着手していますが、アキュラはそのフェーズ(段階)を飛ばし、EVをより迅速に推進させるといいます。
同ブランドの全国販売担当副社長、エミール・コルコール氏は、「アキュラは電気自動車への移行という点において、ホンダブランドよりはるかに早い」とオンラインメディアに語っており、「ハイブリッドを完全にパスし、我々のシフトは急速にBEV(バッテリー・エレクトリック・ビークル)に進んでいます」と断言しています。
復活したインテグラは、最高出力200ps・最大トルク260Nmを発揮する1.5リットル直列4気筒ガソリン「VTECターボ」エンジンを搭載。
ブランドが新しい時代に向けて、新しい顧客を呼び込もうとする上で大きな役割を果たすと見られている通り、前出コルコール氏も、「インテグラは新世代の顧客を導き、新しい時代に移行する関係性を築くのに役立ちます。その新しい時代はもちろん、エレクトリックです」と付け加えています。
アキュラは、2024年に最初のエレクトリックモデルを発売することを発表しており、これはゼネラル・モーターズの「Ultium」(アルティウム)バッテリーを搭載したアルティウムプラットフォームをベースにする電気SUVで、ホンダブランドからも発売が計画されています。