■欧州ではパフォーマンスも人気もゴルフより上の評価、さらなる最強モデルか?
フォードは「フィエスタ」改良型を9月に発表したばかりですが、高性能バージョン「フィエスタST」の開発車両をカメラが捉えました。
フィエスタは、フォードが日本市場からは撤退しているため販売されていませんが、欧州ではVWゴルフと同等以上のパフォーマンスと人気を誇るBセグメントモデルです。
ニュルで捉えたプロトタイプは一見、普通のSTのようですが、ボディはよりローダウンされ、フロントアクスルにはゴールドのブレーキキャリパーを装着しています。
後部では、デュアルエキゾーストパイプが適切に配置されていないほか、リヤパーキングセンサーに黒いテープが貼られており、開発車両であることは間違いないようです。
また「BWI」のステッカーがみられることからも、彼らがこのプロトタイプのブレーキとシャーシに関する開発に関与していることを示唆しています。
側面でも運転席側のリヤドアに黒いテープが見られますが、それが何らかのセンサーを隠しているのか、バッジなのかは不明です。
現段階ではこのプロトタイプの正体は不明ですが、調査をすすめると、フォード公式のプロトタイプであることは確認できたほか、フロント下部グリルのメッシュパターンから覗くインタークーラーが、通常のSTより大きい可能性があることからも、STの上に設定される最強の限定モデルなどが予想されます。
フォードでは、ハイブリットバージョンの「プーマST」を開発中であるほか、近い将来フィエスタも電動化が予想されています。しかしこのプロトタイプでは、電化を示すイエローステッカーがみられないため、ICEであることがわかります。
このプロトタイプの正体が分かり次第、お伝えしていきます。