ボルボXC40が2.0Lガソリンターボ+48Vマイルドハイブリッドの「B3」パワートレーンを設定

■XC40のエントリー価格を399万円に引き下げ

ボルボXC40は、世界、日本で好調なセールスを維持していて、コンパクトSUVのニーズの高さを感じさせます。2021年1月~10月の日本での販売台数では、最も売れているボルボ車になっています。

そのボルボXC40が一部改良を受け、2021年11月24日から発売されています。

ボルボXC40
一部改良を受けたボルボXC40の外観

今回の一部改良では、48Vハイブリッドの全モデルに、新開発の7速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)が搭載され、走りの質感と燃費の向上が図られています。

さらに「B3」パワートレーンが初めて導入され、従来のベースグレードである「B4」「B4 Momentum(2WD)」に替わって、ベースグレードの「B3」「B3 Momentum(2WD)」が新たに設定され、400万円を切るエントリー価格に変更されています。従来のエントリー仕様は、409万円という設定でした。

新開発された「B3」パワートレーンは、2.0Lの直列4気筒直噴ターボに、48Vハイブリッドシステムが搭載され、最高出力120kW(163PS)、最大トルク265Nmを発生。

ボルボXC40
高いユーティリティ性を誇るXC40のラゲッジスペース

先述したように、トランスミッションに新開発の7速DCTが採用され、燃費はWLTCモードで14.8km/Lになります。また、「B4 AWD」のパワートレーンにも、新たに7速DCTを組み合わされ、燃費は14.2km/Lを達成しています。

年々、競争が激化しているコンパクトSUV。その中にあってもXC40は、戦略的といえるエントリー価格の引き下げと燃費の向上などにより、商品力の向上が図られています。

●価格
「XC40 B3」:399万円
「XC40 B3 Momentum」:469万円
「XC40 B4 AWD Momentum」:499万円
「XC40 B4 AWD R-Design」:539万円
「XC40 B4 AWD Inscription」:539万円
「XC40 Recharge Plug-in hybrid T5 Inscription Expression」:599万円
「XC40 Recharge Plug-in hybrid T5 Inscription」:649万円

塚田 勝弘

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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