■4.0リットルV型8気筒エンジンと電気モーター搭載、パナメリカーナグリルを初採用
メルセデス・ベンツは2020年9月、フラッグシップサルーン「Sクラス」の新型を発表後、2021年に入り最高級仕様の「マイバッハ」や防弾仕様などのスペシャルモデルを発表していますが、最強モデルAMG「S63」の発表が迫っています。
S63新型では、4.0リットルV型8気筒エンジンと電気モーターを組み合わせたプラグインハイブリッドモデルで、最高出力は700psオーバーが予想されているほか、かつて販売されていたV型12エンジン搭載モデル「S65」の実質後継にあたる「S73e」も噂されており、最高出力800psを叩き出すといいます。
捉えたプロトタイプは充電ポートを左リヤフェンダーに配置、市販型では、AMG「S63e」、または「S63 Eパフォーマンス」のどちらかが有力です。
エクステリアでの注目はグリルで、これまでクーペとカブリオレのみに装備されていた「パナメリカーナグリル」がはじめてセダンでも採用されます。
また、より大型のエアインテークを備えたアグレッシブなフロントバンパー、強化されたブレーキを装着、リヤエンドでは、クワッドエキゾーストパイプの間に3つのフィンを備えるディフューザーを配置しています。
内部では、Sクラスから大部分を継承するとみられますが、ドアカードや中央アームレストの後部などがダンボールでカモフラージュされていることから、専用のスポーティデザインが与えられると思われます。
新型AMG S63のワールドプレミアですが、カモフラージュの具合からも近いとみられ、今後数週間以内に行われるかもしれません。