■丸みを帯びて傾斜するルーフラインがはっきりと認識…上下二段の排気口装備
BMWが現在開発中の新フラッグシップ・クロスオーバーSUV、「X8」市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
目撃された2台の開発車両は、これまでで最もカモフラージュが軽く、初めてプロダクション仕様のスプリットヘッドライトが装着されています。これにより同じく開発中の「X7」改良型と似たフロントマスクが実現します。
ほかには垂直のエアカーテン、中央のワイド吸気口、M3やM4と似ている膨らんだフードも確認できるほか、キャリアカーで輸送中のプロトタイプは、ルーフが赤でペイントされているおかげで、丸みを帯びて傾斜するルーフラインがはっきりと認識できます。
側面では、フラッシュマウントされたドアハンドル、フロントフェンダーに充電口、足回りには赤いキャリパーを備えた高性能ブレーキシステムや、大径ホイールを装備。また角張ったショルダーライン、ランボルギーニ「ウルス」を彷彿させる筋肉質のリアハンチも見てとれます。
後部では、上下二段に重なるクワッドエキゾーストパイプをインストールしているほか、比較的コンパクトなスポイラーとラップアラウンドテールライトも見ることができます。
プロダクション仕様の性能は不明ですが、噂によると2つのプラグインハイブリッドバージョンを含む、3つの異なるパワートレインが提供されるといいます。
そのうち1つは、3.0リットル直列6気筒ターボチャージャーエンジンで、約24kWhのリチウムイオンバッテリーパックを積むようです。しかし、最大の注目はV型8気筒ツインターボエンジンと電気モーターを搭載するレンジトッピングで、最高出力は760ps以上とも噂されています。
市販型の車名は「X8」のほか「XM」も有力候補で、11月29日の衝撃デビューが予想されています。