子供のお祝い「七五三」/伊豆大島三原山が大噴火/7代目ホンダ・シビックがカー・オブ・ザ・イヤー受賞!【今日は何の日?11月15日】

■男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳でお祝い

今日は何の日?
七五三(イメージ)

11月15日は、七五三の日です。数え年で男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳の年に、成長を祝って神社や寺院にお参りする日です。数え年とは、一般的な(満)年齢に対して、生まれた日を1歳とし、以降1月1日を迎えるたびに1歳加えるという昔の年齢の数え方です。3歳の男の子と女の子が初めて髪を伸ばす「髪置きの儀」、5歳の男の子が初めて袴をつける「袴着の儀」、7歳の女の子が着物に丸帯の装いをする「帯解の儀」をお祝いするのです。7+5+3=15にちなんで11月15日に行うのが慣例でしたが、日取りについてはこの頃であればいつでも問題ないようです。

三原山火口
三原山火口

また1986(昭和61)年のこの日、伊豆半島の南東約25kmに位置する東京都伊豆大島の三原山が大噴火を起こしました。三原山の北側山腹からの割れ目噴火で、火柱が列をなして吹き上げました。全島民に避難勧告が出され、約1万人が伊豆半島や東京に避難しました。三原山は、古くから噴火を繰り返してきた火山で、1957年にも噴火が発生しており、この時は死者やけが人が出る惨事になったそうです。この時の教訓が、素早い非難指令の発令に繋がったとされています。

さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?

●7代目スマートシビックが2000-2001「日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞!

2000(平成12)年のこの日、「2000-2001 日本カー・オブ・ザ・イヤー」の最終選考が行われ、ホンダの7代目「シビック」が選出されました。1972年に初代がデビューしたシビックは、ホンダの世界戦略車として、また日本を代表するコンパクトカーとして、現代でも人気を誇るクルマです。

2000年発売の7代目シビック、広い室内空間を持つ5ドアハッチバック
2000年に発売された7代目シビック。広い室内空間を持つ5ドアハッチバック
2000年発売のシビックフェリオ、落ち着いた4ドアセダン
シビックフェリオ。落ち着いた4ドアセダン

7代目シビックは、2000年9月に「スマートシビック」の愛称でデビュー。それまでのスポーティなシビックのイメージを一転させました。背の低い3ドアハッチバックを廃止して、先代より120mmも車高を上げた5ドアハッチバックと4ドアセダンのフェリオを設定。ハッチバックのシビックは、従来のコンセプトを継承しつつもノーズを短くして広い室内空間を持つ躍動的なフォルムを採用、一方セダンのフォリオも、上質で快適性を追求した室内空間を持つオーソドックスな3ボックスに仕上げられました。

エンジンは1.5L&1.7L直4SOHC16Vで、1.5Lには標準仕様、VTEC仕様、燃費に優れたリーンバーン仕様の3種を設定。トランスミッションは4速ATとホンダマチックCVTが用意され、駆動方式はFFと4WDが選べました。

2000年発売の7代目シビックの運転席周り、コラムシフトで余裕ある足元空間を確保
7代目シビックの運転席周り。コラムシフトで余裕ある足元空間を確保

このような7代目シビックは、優れた環境性能と燃費性能、高いスペース効率のパッケージングが評価され、「日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞。ただし、それまでのシビックに比べると販売台数は伸びませんでした。それは2001年、シビックよりコンパクトなのにユーテリティに優れた「フィット」が登場し、爆発的に売れたためです。シビックのユーザーの一部が、より安価でコンパクトなフィットに流れてしまったのですね。

毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかも知れません。

Mr.ソラン

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Mr. ソラン

某自動車メーカーで30年以上、自動車の研究開発に携わってきた経験を持ち、古い技術から最新の技術までをやさしく解説することをモットーに執筆中。もともとはエンジン屋で、失敗や挫折を繰り返しながら、さまざまなエンジンの開発にチャレンジしてきました。
EVや燃料電池の開発が加速する一方で、内燃機関の熱効率はどこまで上げられるのか、まだまだ頑張れるはず、と考えて日々精進しています。夢は、好きな車で、大好きなワンコと一緒に、日本中の世界遺産を見て回ることです。
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