■GRヤリス RZ/RCから流用される1.6リットル直列3気筒ターボを搭載
トヨタは11月5日、Aセグメント・クロスオーバー「アイゴX」(アイゴクロス)を発表しましたが、高性能「GR」設定の噂が囁かれています。
初代アイゴは、プジョー「107」、シトロエン「C1」の兄弟モデルとして2005年に発売、2014年に登場した第2世代を経て、第3世代では「アイゴX」に改名。最低地上高を11mm高めるなどSUVテイストを強めたクロスオーバーとして誕生しました。
市販型では「ヤリス」、および「ヤリス クロス」から「TNGA-B」プラットフォームを流用。
前後オーバーハングを切り詰め、全長3,700mm、全幅1,740mm全高1,525mmのコンパクトボディを実現しました。
パワートレインは、1.0リットル直列3気筒ガソリンエンジンを搭載、最高出力72hp・最大トルク93Nmと抑えられていますが、フットワークの軽さから問題はないはずです。駆動方式はFF、トランスミッションは5速MTとCVTが提供され、足まわりでは、最大18インチのホイールが装着されます。
注目は高性能「GR」が設定されるかどうかですが、トヨタヨーロッパの製品、およびマーケティング担当副社長、アンドレア・カルルッチ氏は英Autocar誌のインタビューにて「はっきりさせましょう。それは我々の計画に含まれておりません」と語ったといいます。
ただし、100%発売しないというわけではなく、「市場での今後の声を参考にしていきます」とつけ加えています。実際、スウェーデンエージェントから、少なくとも、なんらかの形(パーツなど)でGRの名が与えられる可能性はありそうだという情報が入っています。
GRアイゴクロスが発売されるとなれば、「GRヤリス RZ/RC」から流用される1.6リットル直列3気筒ターボガソリンエンジンが予想され、最高出力は272hpを発揮、3,700mmの全長を考慮すれば圧巻の高性能となります。
実現するかどうかは不明ですが、GRアイゴクロスを待っている顧客がいることだけは間違いなく、発売されれば日本市場導入の声はより高まると思われます。