■インドネシアで累計約68万台を販売した主力モデル
2021年11月11日、ダイハツ(インドネシアの現地法人:アストラ・ダイハツ・モーター社)は、BセグメントのMPV「XENIA(セニア)」を10年ぶりに全面改良し、発売しました。新型ダイハツ・セニアは、7人乗りのコンパクトMPV。
同モデルは、ダイハツの新世代のクルマづくりであり、プラットフォームである「DNGA(Daihatsu New Global Architecture)」によるインドネシアでの第2弾になります。これまで同様、トヨタグループの新興国小型車事業の一環として、トヨタへのOEM供給も行われます。
「セニア」は、2004年にトヨタとの初の共同開発車として発売され、Bセグメントのコンパクトボディでありながら大人7人がしっかり乗れる3列シートの広い室内を確保。
戦略的な価格設定もあり、インドネシア市場における新ジャンルを切り開いてきたダイハツの基幹モデルです。
発売からの累計販売台数は、ダイハツがインドネシアで販売する商品において最大となる約68万台に上るそうです。
今回のフルモデルチェンジでは、「DNGA」が採用されたように、プラットフォームが一新され、セニアとして初めてFFレイアウトを採用。高効率パッケージングを実現し、広くて使いやすいキャビンに進化。
トランスミッションにはD-CVTが採用され、燃費性能を向上させながら、快適な走りを実現させたとしています。
さらに、内外装のデザインがよりスポーティになり、使い勝手の良さも向上。先進安全装備も用意されていて「スマートアシスト(現地名:Advanced Safety Assist)」により現地でも高まる安全へのニーズに応えています。
新型セニアのボディサイズは、全長4395mm×全幅1730mm×全高1700mmで、1.3Lと1.5LのNAエンジンを設定。トランスミッションは、CVT(D-CVT)と5MT。
価格は、1億9090万ルピア~2億4270万ルピア(約153万円~約194万円)となっています。
(塚田 勝弘)