■アグレッシブなフロントスカートやAMG塗装されたブレーキキャリパーを装備
メルセデス・ベンツが開発中のハードコアEVセダン、「AMG EQE」市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
同ブランドは「IAAモビリティ2021」にて、EQシリーズのフラッグシップセダン「AMG EQS 53」を発表しましたが、EQEにもAMGを設定、パフォーマンスモデルのラインアップ充実を図ります。
昨2020年11月には、「EUPIO」(欧州連合知的財産庁)へ「EQE 43」「EQE 53」「EQE 63」を登録していることが判明。AMG EQEはこれが初代のため、各グレードの特徴が不明で、今回捉えたプロトタイプがどれかを判断することは困難です。
しかし、多くの視覚的な変更がみられることからも最上級「EQE 63」である可能性がありそうです。
捉えたプロトタイプは、フロントグリルを完全にカモフラージュしており、専用のデザインが与えられる可能性もあるでしょう。
またベースモデルよりアグレッシブなエアインテーク、フロントスカート、AMG塗装されたブレーキキャリパーを装備しているほか、ディフューザーを内蔵した後部バンパーにはエアアウトレットを配置、大型化されたトランクリッドとスポイラーがカモフラージュされています。
AMG EQE市販型では、両方の車軸にAMGチューンの電気モーター、アダプティブエアサスペンションのセットアップ、セラミックブレーキなどを装備する可能性があると思われます。
先に公開された兄貴分「AMG EQS 53」のデュアルモーターセットアップでは、最高出力658ps、最大トルク950Nmを発揮。オプションの「AMG DynamicPlusパッケージ」をセレクトすれば最高出力は761ps、最大トルクは1020Nmまで高められます。AMG EQEではデチューンされるはずですが、それでもEQE 63では、670ps以上を発揮するはずです。
AMG EQEのデビューは、2022年3月に開催予定のジュネーブモーターショーと予想され、非AMGバージョンと一緒に2022年後半から生産が開始される予定となっています。