目次
■ペットと一緒に手軽に旅行できる軽キャンパーの人気は上昇中
最近はレンタカーでも借りることができるキャンピングカー。軽自動車をベースとした車両もあり、お手頃価格で手に入るようになっています。
ここでは、軽自動車ベースのお手頃キャンピングカー3モデルを紹介しましょう。
●N-BOX Camper Neo
VW製キャンピングカーの輸入からはじまり、現在では軽キャンパーやコンパクトカーキャンパーをはじめ、ミニバンベースのキャンピングカーを自社開発・販売しているのがホワイトハウスです。
ホワイトハウスの軽キャンパーはホンダN-BOXとN-VANの2モデルを用意しています。ココで紹介するのは、軽自動車販売台数No.1を継続しているN-BOXをベースとしたN-BOX Camper Neoです。
独立型の折りたたみ式マッドベッドを展開すると、身長180cmの大人が2人並んで寝られるスペースが出現。さらにポップアップルーフを展開すれば、家族4人が就寝できるスペースが確保できます。
インテリアでは、オリジナルの回転シートを採用。本来なら回転させることは不可能なフロントシートを、オリジナル設計のチルト機構など複数の技術を駆使して実現しました。加えて、レジャー先での車中泊には必須アイテムである全窓プライバシーカーテンも採用しています。
そして、エアヒーターを搭載することで、エンジンを切っても車内はポカポカで、冬の車中泊でも朝夕の冷え込みも快適に過ごすことができます。リアゲートテントを採用しているので、両サイドのファスナーを開くことで、タープとして使用可能。またリアゲートを開けた状態で着替え等ができる「カーテン」として使用できるのが特徴です。
自然吸気、ターボの両エンジン、そして駆動方式は2WD、4WDから選ぶことができ、N-BOX Camper Neoポップアップルーフ仕様の車両本体価格は228万8000円~335万600円となっています。
●インディ727
ダイハツハイゼットトラックの荷台部分にアルミボディパネルとポップアップルームを採用したのが、インディアナ・RVの軽キャンパーのインディ727です。
インディ727の最大の特徴は、欧州のキャンピングカーの多くが採用しているアルミボディパネルを採用していること。断熱性の高さに加えて、軽量化も実現。その結果、安全性の向上、省エネ、リサイクルや環境などにも優しい取り組みとなっています。
アルミパネルはホワイト、ルビーレッドメタリック、ロイヤルブルーメタリック、スチールシルバーメタリックの4色を用意しています。
FRP製のポップアップルーフを搭載し、コンパクトな軽自動車ながら4人が就寝できるスペースを確保しています。運転中は2点式シートベルトを装着したスライド&リクライニングセカンドシート。駐車中はオプションの前向きサードシートを設置すれば、4人がくつろげるリビングルームとなります。
もちろん、収納スペースのキャビネットやシャワー付ステンレス製シンク、インナー給水ポンプ給排水ポンプ、コンロ用アルミレンジパネルカセットコンロなどは標準装備となっています。そのほか、様々なオプション装備が設定され、自分の好みどおりに仕上げることができます。
インディ727はトランスミッションが5速MT、4速ATに加えて、駆動方式も2WDと4WDが全グレードで選べることができ、車両本体価格は286万5000円~325万1000円です。
●リゾートデュオ バスキング N-VAN
軽トラックや軽バン、軽ワゴンをベースにして架装をした軽キャンパーやコンパクトキャンパーを製作しているのが、キャンピングカービルダーのStage21です。そのStage21のリゾートデュオシリーズからバスキング N-VANをピックアップしました。
見た目はノーマルに見えますが、室内には、大人2人が余裕で寝られる軽キャンパー最大級のベッドが設置できます。また、このベッドマットは分割敷きなので、1人仕様にアレンジも可能。その分荷物をたくさん積むことが可能です。
スイッチの集中パネルは横になっていても、手の届きやすい位置に設置され、クーラーや静音タイプの15Lの冷蔵庫も搭載されています。さらに、スマートフォンをはじめ、冷蔵庫やテレビといった家電が快適に使用できるように、電気はソーラー充電をはじめ、走行充電、AC充電の3系統搭載しています。
車中泊を快適に行えるように、車体全体に断熱材を挿入加工することで、外気温を遮断します。また、伸縮式の遮光カーテンでプライバシーも守ってくれます。そのうえ、地デジチューナー付き7インチ国産カーナビやルームミラー全体にリアビューが映し出されるリアビューモニター。15インチテレビなど快適装備も充実。
リゾートデュオ バスキング N-VANは自然吸気、ターボエンジンに加えて、2WD、4WDの駆動方式など全グレードに対応しています。車両本体価格は294万9100円~319万2200円です。
(文:萩原 文博/写真:ダイハツ工業、ホワイトハウスキャンパー、インディアナ・RV、Stage21)
【関連リンク】
ホワイトハウス
https://www.whitehousecamper.com/lineup/n-box-%e3%82%ad%e3%83%a3%e3%83%b3%e3%83%91%e3%83%bc-neo-2/
インディアナ・RV
http://www.indiana-rv.net/carlineup/indy727/index.html
Stage21
https://stage21.co.jp/campdev/lineup/busking-n-van.html
【関連記事】
- 600キロ走ってわかった!グッドイヤー・アイスナビ8は冬のあらゆる路面で安定した性能を発揮【GOOD YEAR ICE NAVI8試乗】
https://clicccar.com/2021/10/29/1119849/ - 『FIRE BALL』JUN 4 SHOTがハマっているのは?音楽の世界からアパレル〜炒飯まで!? 趣味の釣りやボートが広げた仕事や人脈
https://clicccar.com/2021/10/22/1123547/ - トーヨータイヤの最新SUV/CCV専用スタッドレス「オブザーブGSi-6」は、スノーもドライもウェットも、冬のさまざまな路面で高性能だった【TOYO TIRES OBSERVE GSi-6】
https://clicccar.com/2021/10/07/1100219/