■BMW「FAAR」前輪駆動プラットフォームの進化版を採用
MINI「カントリーマン」(日本名 クロスオーバー)次期型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。
MINIカントリーマンは、同社をBMWが傘下におさめ開発されるようになった第2世代で初めて設定、2008年パリサロンでプロトタイプが発表され、2010年に欧州で発売されました。
現行型は2013年に登場、満を持して10年ぶりのフルモデルチェンジとなります。
捉えたプロトタイプは、デザイン詳細を完全にガードしていますが、フローティングルーフを備えた特徴的なキャビンを持っている様子が伺えます。フロントエンドは現行型と似た形状のヘッドライト、グリルデザインが踏襲すると予想されます。
一方、LEDテールライトは大きな変化がみられそうで、現行コンポーネントより大型化されている様子が伺えます。ただし開発初期段階のため、ダミーの可能性も否定できません。
市販型では、BMW「2シリーズ アクティブツアラー」でデビューした「FAAR」前輪駆動プラットフォームの進化版を採用。ICEをはじめPHEV、およびBEVのパワートレインに対応すると同時に、BMW「X1」「X2」第2世代と兄弟となります。
注目はボディサイズで、全長が200mm(7.5インチ)延長され、4.5m(177インチ)まで成長すると噂されています。これにより、キャビンがより広くなり、後部座席の足元スペースと貨物スペースが広くなるのは確実で、クロスオーバーから真のSUVに進化します。
また次期型では、クーペも設定されると予想されています。ただし「Paceman」のような2ドアではなく、実用性の高い5ドアとなることが有力です。市販型ではボディパネルとインテリアのほとんどをクロスオーバーと共有するとみられますがが、より魅力的なスタリングのめに内部スペースを犠牲にし、よりセクシーなテールデザインを持つでしょう。
現段階でパワートレインの詳細は不明ですが、パフォーマンス指向のJCW(ジョン・クーパーワークス)では、来るBMW「X1 M35ixDrive」が搭載する2.0リットル直列4気筒ツインパワーターボエンジンを共有すると予想されるほか、フルエレクトリックバージョンも登場するはずです。
MINIクロスオーバー次期型のワールドプレミアは2023年と思われ、ドイツのライプツィヒ工場でBMW「X1」と一緒に生産されます。