■予選Q1でジュリアーノ・アレジがQ1全体のトップタイムを叩き出す!
11月6日(土)、7日(日)に栃木県 ツインリンク茂木で開催の2021 AUTOBACS SUPER GT第7戦『MOTEGI GT 300km RACE』。6日(土)にはその公式予選が行われました。
GT300クラスの予選Q1は秋晴れの下、14時20分にスタートしたGT300クラスの予選Q1 Aグループ。気温は18度とこの季節にしては暖かく、また路面温度も29度と高めとなっていました。
そんな中、11号車 GAINER TANAX GT-Rの安田裕信選手が1分46秒282でトップとなります。そこに1分46秒398の2番手で続いたのが34号車 Yogibo NSX GT3の道上龍選手。そして、なんと75kgのサクセスウェイトを積んだ61号車が1分46秒646で3番手につけます。
続いて14時38分から始まったB組では、残り2分のところで7号車 Studie PLUS BMWが1分46秒955で46秒台に突入すると続々と46秒台をマークするチームが現れます。
しかしそんな流れに終止符を打ったのが35号車 arto RC F GT3でのルーキー、ジュリアーノ・アレジ選手。1分46秒179というQ1最速タイムを叩き出しQ2へトップで進出していきます。
■UPGARAGE NSX GT3のルーキー、名取選手がコースレコードでポール奪取!
GT500クラスのQ1を挟んでGT300クラスのQ2が15時13分から10分間で行われます。Q1のA/B組での上位8台、合わせて16台がポールポジションを争います。
そんな中、早々に3周目でSUBARU BRZ R&D SPORTの山内英輝選手が、それまでのコースレコードより0.3秒以上速い1分45秒669というコースレコードを更新するタイムを、サクセスウェイト75kgの状態で叩き出します。
しかしそのコースレコードで沸いたのも束の間、今度は18号車 UPGARAGE NSX GT3の名取鉄平選手がSUBARU BRZ R&D SPORT 山内英輝選手のタイムに次ぐレコードタイム更新の二番手タイムを出してきます。更新する1分45秒654を叩き出します。
レコードタイムを出しながら、翌周もアタックを続けてなおもタイムを縮めてくる名取鉄平選手。SUBARU BRZ R&D SPORTのベストタイムを更新する1分45秒654を叩き出します。2週続けてこれまでのコースレコードを破るタイムを出し、そしてポールを獲得するというとんでもないルーキーといえます。
UPGARAGEのチームにとっては2016年以来2度目、名取選手にとっては初めてのポールポジションとなります。
予選2番手はSUBARU BRZ R&D SPORT、そして予選3番手は55号車 ARTA NSX GT3が入りました。
ポールポジションからUPGARAGE NSX GT3が逃げ切るのか?チャンピオンに王手のSUBARU BRZ R&D SPORTがサクセスウェイトを跳ねのけてチャンピオンに輝くのか?
はたまた56号車 リアライズ日産自動車大学校 GT-Rや244号車 たかのこの湯 GR Supra GTが粘りを見せてくるのか?
緊迫の決勝レースは7日(日)の13時スタートです。
(写真:吉見幸夫、松永和浩 文・松永 和浩)