■AMGホイールに乗り、強化されたブレーキを装備、四輪操舵システムも採用
メルセデス・ベンツは現在、コンパクト・クロスオーバーSUV「GLC」次期型を開発していますが、そのパフォーマンスモデルとなるAMG「GLC 43」プロトタイプを初スクープ、次期型でも設定されることが確実となりました。
捉えたプロトタイプは、ハイグリップタイヤを装着した特注のAMGホイールや、強化されたブレーキを装備しています。フロントエンドでは、パナメリカーナグリルを模したダミーグリルを装着しているほか、バンパーコーナーには垂直インレットのようなものを確認、側面ではサイドウィンドウのコーナーからドアへ移動されたドアミラーや、厚めのサイドシルも見てとれます。
後部では、GLCとは異なる円形のクワッドエキゾーストパイプをインストール、先日のGLC開発車両同様に、前後タイヤの向きが異なっていることから、4WS(四輪操舵システム、または後輪ステアリング)を採用していることがわかります。
キャビン内では、センターコンソールの低い位置に巨大なタブレットを配置した新世代MBUXを搭載、パノラマディスプレイが期待できるほか、AMG専用のカーボンファイバートリムのスポーツシートが採用されるはずです。
現行AMG GLC 43のパワートレインは、最高出力390psを発揮する3.0リットルV型6気筒エンジンを搭載していますが、次期型では2.0リットル直列4気筒エンジンへ交換、ハイブリッドを備えるかは不明ながら、最高出力は400psを超えてくると予想されます。
AMG GLC 43新型のワールドプレミアは、2022年後半となりそうです。