マイバッハに対抗!アウディ最終兵器「A8Lホルヒ」がついに世界初公開

■90年振り復活となる名称「ホルヒ」、センターキャップやリアウィンドウの後部に「H」の刻印

アウディが開発を進めていた、「A8Lホルヒ」がワールドプレミア前に先行公開されました。

アウディ A8Lホルヒ_001
アウディ A8Lホルヒ

ホルヒは、アウグスト・ホルヒ氏により1899年に設立、1904年に最終的所在地のツヴィッカウに移転した戦前の超高級ブランドで、アウディの起源ともされています。最後にこの車名が使用されたのは1932年で、復活すれば90年振りとなります。

アウディ A8Lホルヒ_014
アウディ A8Lホルヒ

すでに何度かプロトタイプをキャッチしていましたが、ついに市販型がプレビューされました。

市場では、究極のアウディとしてメルセデス・マイバッハSクラスと対峙することになりますが、現段階では中国市場専売モデルの可能性が高いようです。

市販型では、「A8」より130mm(5.1インチ)長いホイールベースを持ち、全長5.45m(17.99フィート)に拡張、後部スペースが大幅に向上しています。

フロントエンドにはクロムを多用したグリル、複雑なLEDデイタイムランニングライトを備えたデジタルマトリックスヘッドライトを装備しています。側面ではベントレーやマイバッハを彷彿させる20インチの専用ホイールを装着、センターキャップやリアウィンドウの後部にはホルヒの「H」の刻印が入っています。

またフロントフェンダーの後ろ、OLEDテールライトの下にも「HORCH」のバッジが確認できます。

アウディ A8Lホルヒ_011
アウディ A8Lホルヒ
アウディ A8Lホルヒ_013
アウディ A8Lホルヒ

車内には、ダイヤモンドキルティングレザーをシートとドアカードに備え、B&O 3Dステレオサウンドシステム、車載フレグランス、マイナスイオン空気浄化システムを装備、フロントとリヤシートには多くの技術とともに8つのマッサージモードを提供してくれます。

後部シートには、様々な車両機能を制御するためのインフォテインメントディスプレイを搭載します。

パワートレインは、V型8気筒に代わり3.0リットルV型6気筒ターボチャージャーエンジンを搭載、48Vマイルドハイブリッドが組み合され、最高出力340ps・最大トルク500Nmを発揮します。これは純粋なパワーよりも快適さを強調するため十分といえるでしょう。トランスミッションは8速オートマチックで、アウディ自慢のクワトロ全輪駆動システムとペアになっています。

市販型は11月19日、「Horch FounderEdetion」としてA8L Horchがワールドプレミアされる予定です。ホルヒはベースとなるA8と大幅な差異はみられませんが、そのバッジがステータスを示しています。

(APOLLO)

この記事の著者

APOLLO 近影

APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
続きを見る
閉じる