■CX-5などで人気の特別仕様車「Black Tone Edition」も用意
マツダは、CセグメントハッチバックのMAZDA3、クロスオーバーSUVのMAZDA CX-30を一部改良し、同日から予約受注を開始しました。発売は11月下旬の予定です。
一部改良と同時に「e-SKYACTIV-X」搭載車に新グレードの「Smart Edition(スマートエディション)」が設定されています。さらに、すべてのパワートレーン搭載車に、特別仕様車の「Black Tone Edition(ブラックトーンエディション)」が追加されています。
一部改良では、新世代ガソリンエンジン「e-SKYACTIV X」搭載のAT車に、アクセルペダルの操作力の最適化が盛り込まれています。これにより、ドライバーの意のままに操る自在感、爽快感が向上したそう。
具体的には、クルマとの一体感が増す加速フィールとエンジンサウンドの作り込みが盛り込まれています。
また、一部グレードの燃費を向上させたことで、「e-SKYACTIV X」搭載車の全グレードが「2030年度燃費基準」における減税対象になっています。ガソリン価格が高騰する中、燃費の改善もうれしいトピックスといえます。
ほかにも、MAZDA3のターンランプが、CX-30に採用されている魂動デザインにつながるような生命感を持たせた「ディミングターンシグナル」に変更。さらに、ボディカラーでは、MAZDA3、CX-30の両モデルに、新色の「プラチナクォーツメタリック」を設定。
MAZDA3 SEDANには「ポリメタルグレーメタリック」が設定されています。また「e-SKYACTIV X」搭載車の新グレードである「Smart Edition」には、先進安全装備の「アクティブ・ドライビング・ディスプレイ」「スマート・ブレーキ・サポート(SBS)」「ハイ・ビーム・コントロールシステム(HBC)」「レーンキープ・アシスト・システム(LAS)」「ブラインド・スポット・モニタリング(BSM)」を装備。
CX-5などで好評の特別仕様車「Black Tone Edition」が、MAZDA3とCX-30にも追加され、両モデルともに選択肢が増えたのもポイントです。
エクステリアは、ドアミラーカバーとホイールが黒になることで、グッと引き締まったムードを放っています。また、インテリアには、赤がアクセントカラーとして採用され、スポーティな雰囲気が演出されています。
「MAZDA3 X Smart Edition」の価格は、FASTBACK(ファストバック)/SEDAN(セダン)ともに279万741円。「CX-30 X Smart Edition」の価格は288万7500円。「MAZDA3 Black Tone Edition」のベースグレードは「15S Touring」「20S Proactive」「XD Proactive」で、価格帯は236万5000円~348万1500円です。
「CX-30 Black Tone Edition」のベースグレードは「20S Proactive」「XD Proactive」で、価格帯は266万2000円~358万500円。
今回の2車の一部改良では、特にCX-30にとっては強力なライバルとなる、新型ホンダ・ヴェゼルが登場しています。MAZDA3ももちろん含めて、一部改良と新グレード、特別仕様車の設定でさらなる商品力の向上が図られています。
(塚田 勝弘)