■「Apple CarPlay」や「Amazon Alexa」にも対応
BMWのミドルサイズSAV(スポーツ・アクティビティ・ヴィークル)であるX3、同じくミドルサイズでSAC(スポーツ・アクティビティ・クーペ)を名乗るX4が、2021年10月28日にマイナーチェンジを受けました。同日から販売が開始され、デリバリーは、新型BMW X3は同年11月以降、新型BMW X4は来春以降の予定となっています。
エクステリアは、両モデルともに精悍さを増したフロントマスク、リヤまわりのデザインが採用されています。フロントでは、キドニーグリルが左右一体構造に変更されたことで、よりパワフルなムードを放っています。
さらに、空力特性に優れたフロントバンパーが採用され、ヘッドライトのデザインも刷新されています。リヤバンパーも一新され、クロスオーバーモデルらしい力強い造形になっています。
パワートレーンをチェックすると、BMW X3に高効率な4気筒ガソリンエンジンを積む「BMW X3 xDrive20i」、パワフルな4気筒クリーンディーゼルエンジンを搭載する「BMW X3 xDrive20d」を設定。
さらに、電動駆動を実現するプラグインハイブリッドの「BMW X3 xDrive30e」がラインナップされています。
「BMW X3 xDrive30e」には、2.0L直列4気筒ガソリンエンジンとモーター、容量34Ahのリチウムイオンバッテリーが搭載され、一充電あたりのEV航続可能距離は49.5km(WLTCモード)となっていて、日常の買い物や送迎、通勤などの大半をまかなえる距離が確保されています。
クーペクロスオーバーモデルのBMW X4には、高効率で出力も高められた、4気筒ガソリンエンジンを積む「BMW X4 xDrive30i」、トルクフルな走りが魅力の4気筒クリーンディーゼルが搭載された「BMW X4 xDrive20d」を設定。
今回の改良では、先進安全装備、運転支援システムが最新世代にアップデートされています。
高性能3眼カメラとレーダー、高性能プロセッサーによる高い解析能力の最先端運転支援システムを標準装備。高速道路での渋滞時において、ドライバーの運転負荷を軽減し、安全に寄与する運転支援システムの「ハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能」が搭載され、一定の条件下でステアリングから手を離しての走行が可能です。
コネクティビティも進化しています。「オーケー,BMW」と話しかけることで、車両の操作、目的地の設定などが可能。スマホ連携では「Apple CarPlay」に対応するほか、「BMWコネクテッドドライブ」の標準化で、スマホで事前に検索した目的地を車両に送信するなど、利便性も向上しています。
ほかにも、「Amazon Alexa」にも対応。Alexaは、Amazonが提供するクラウドベースの音声サービスで、Alexaに話しかけるだけで天気予報やニュースの確認、音楽ストリーミングの再生、ショッピングや対応するスマートホームデバイスの操作などが車内でも可能になります。
価格帯は、BMW X3の「xDrive20i」が699万円、「xDrive20d」が719万円、「xDrive20d M Sport」が766万円、「xDrive30e M Sport Edition Joy+」が802万円、「xDrive30e M Sport」が857万円。また、BMW X4の「xDrive20d M Sport」が776万円、「xDrive30i M Sport」は837万円です。
(塚田勝弘)