熟練の技が光る!トライアンフ伝統の「ボンネビル」7機種にゴールドライン・エディション登場

■ハンドペイントのゴールドライン入り!

トライアンフ モーターサイクルズ ジャパンは、1959年から続く伝統のバイク「ボンネビル」シリーズ7機種に、熟練アーティストによるハンドペイントを施した特別仕様「Gold Line Edition(ゴールドライン・エディション)」を設定。

ゴールドライニングと呼ばれる技術を駆使し、燃料タンクなどに美しいゴールドのラインが施されたカスタムモデルを国内発売することを発表しました。

トライアンフ・ボンネビルゴールドライン・エディション登場
ボンネビルT100 ゴールドライン・エディションの燃料タンク

●特殊な筆を使い、全て手書き

ボンネビルは、1959年の初代「ボンネビルT120」以来続く、トライアンフ伝統のネオクラシックモデルです。

トライアンフの代名詞ともいえる並列2気筒エンジン、通称「バーチカルツイン」を搭載、ビンテージ感溢れるスタイルと、最新の技術を融合させた同社の人気モデルです。

今回発売されるゴールドライン・エディションは、前述の通り、トライアンフの熟練アーティストによるゴールドライニングと呼ばれるハンドペイント技術を駆使した仕様です。タンクなどに施されたゴールドのラインは、毛先の柔らかい「ソードブラシ」と呼ばれる特殊な筆を使い、全て手書きで描かれたもの。

また、使用される塗料は特別に調合されたもので、通常の自動車用塗料では薄すぎて筆塗り作業ができないため、必要な濃度に正確に調整されているといいます。

さらに、各モデルは、作業したスタッフたちのイニシャル入り。アーティストが自分の作品にサインを入れるのと同様、まさに芸術作品ともいえるギミックも施されています。

以下に各モデルの特徴を紹介しましょう。

●ボンネビルT100 ゴールドライン・エディション

900ccツインエンジンを搭載したエントリーモデルが「ボンネビルT100」。そのゴールドライン・エディションでは、シルバーアイスとコンペティショングリーンで塗られたツートーンの燃料タンクに、ハンドペイントのゴールドライニングと、エレガントな「Gold Line」のロゴを採用。

トライアンフ・ボンネビルゴールドライン・エディション登場
ボンネビルT100 ゴールドライン・エディション

また、シルバーアイスのサイドパネルには、コンペティショングリーンのストライプも配色。ホワイト&ゴールドの「Bonneville T100」ロゴとゴールドライニングも施しています。

ちなみに、アクセサリーのフライスクリーンにも、シルバーアイスを採用し、全体の統一感を演出しています。

価格は137万3500円です。

●ストリート スクランブラー ゴールドライン・エディション

900cc2気筒エンジンを搭載、アップタイプのマフラーなどを装備したスクランブラー・タイプのモデルが「ストリート スクランブラー」です。

トライアンフ・ボンネビルゴールドライン・エディション登場
ストリート スクランブラー ゴールドライン・エディション

そのゴールドライン・エディションでは、まずボディカラーに特別なマットパシフィックブルーを採用。濃厚なブルーのタンクには、グラファイトのストライプやブラッシュドフォイルのニーパッドグラフィックも施し、同じくハンドペイントのゴールドライニングが施されています。

また、「Triumph(トライアンフ)」のタンクロゴも同じゴールドで統一。マッドガードは高級感のあるマットジェットブラックで仕上げられ、サイドパネルには新たにゴールドの「Street Scrambler」ロゴが配されています。

価格は140万4000円です。

●ボンネビル スピードマスター ゴールドライン・エディション

1200ccツインエンジンを搭載、ゆったりとしたポジション設定などで、長距離ツーリングも楽しめるクラシックカスタムが「ボンネビル スピードマスター」です。

トライアンフ・ボンネビルゴールドライン・エディション登場
ボンネビル スピードマスター ゴールドライン・エディション

ゴールドライン・エディションでは、燃料タンクに美しいシルバーアイスのカラーを採用。また、サファイアブラックのツインストライプとブラッシュフォイルのニーパッドグラフィックが施され、手作業で塗装されたゴールドのライニングがすべてのデザイン要素を縁取り、エレガントな「Gold Line」ロゴのサインも入っています。

さらに、サイドパネルにもサファイアブラックを採用、ゴールドとシルバーの「Bonneville Speedmaster」ロゴとハンドペイントのゴールドライニングが特徴的です。

価格は189万4000円です。

●ボンネビル ボバー ゴールドライン・エディション

アメリカンバイクなどで人気のカスタムスタイルであるボバーを取り入れた、まさにワークスカスタム車ともいえるモデルが「ボンネビル ボバー」。エンジンには1200ccツインを搭載します。

トライアンフ・ボンネビルゴールドライン・エディション登場
ボンネビル ボバー ゴールドライン・エディション

ゴールドライン・エディションの主な特徴は、ボディカラーにカーニバルレッドを採用。燃料タンクにはツインストライプのデザインが施され、ニーパッドにはブラッシュドフォイルのグラフィックも施されています。

また、これらは手描きのゴールドラインで縁取られており、タンクに入れられたゴールドの「Triumph」エンブレムと「Gold Line」ロゴを引き立てています。

さらに、サイドパネルはサファイアブラック仕上げで、ゴールドとシルバーの「Bonneville Bobber」ロゴとハンドペイントされたゴールドのライニングも施されています。

価格は189万4000円です。

●ボンネビルT120&T120ブラック ゴールドライン・エディション

初代の名称を受け継いだシリーズのフラッグシップで、105Nmもの高トルクを生み出す1200ccエンジンを搭載したモデルが「ボンネビルT120」。

トライアンフ・ボンネビルゴールドライン・エディション登場
ボンネビルT120ゴールドライン・エディション

ゴールドライン・エディションには、シルバーアイスとコンペティショングリーンのカラースキームを採用。燃料タンクは、美しいシルバーアイスとクラシックなコンペティショングリーンのツートーンで、ハンドペイントの「Gold Line」ロゴ入りです。

また、サイドパネルにはホワイトとゴールドの「Bonneville T120」ロゴや、ハンドペイントのゴールドライニングも施されています。

さらに、マフラーやホイールなどをブラックアウトした仕様「ボンネビルT120ブラック」にもゴールドライン・エディションを設定。主な特徴は、タンク、フロントとリヤのマッドガード、ヘッドランプボウル、サイドパネルにマットサファイアブラックの洗練されたペイントが施され、よりダークな雰囲気を演出します。

トライアンフ・ボンネビルゴールドライン・エディション登場
ボンネビルT120ブラック ゴールドライン・エディション

また、マットサファイアブラックとマットシルバーアイスに配色された燃料タンクには、ゴールドラインのディテールを採用。サイドパネルのストライプグラフィックには、ブラックとゴールドのユニークなロゴデザインも施されています。

価格はいずれのモデルも167万5500円です。

●スクランブラー1200XC ゴールドライン・エディション

1200ccツインエンジンを搭載したスクランブラーモデル。

トライアンフ・ボンネビルゴールドライン・エディション登場
スクランブラー1200XC ゴールドライン・エディション

ゴールドライン・エディションでは、ボディカラーにカーニバルレッドとストームグレーのスタイリッシュな組み合わせを採用。

燃料タンクにはアルミニウムシルバーのストライプとハンドペイントのゴールドラインを配し、「Gold Line」ロゴも採用。また、ブラッシュドフォイルのニーパッドグラフィックにも、ハンドペイントのゴールドラインが施されています。

さらに、サイドパネルとヘッドランプボウルは、いずれもクラシックなジェットブラックで仕上げられています。

価格は202万8500円です。


なお、これらモデルは、「今季限りの限定生産」とのこと。具体的な生産台数などは公表されていませんが、気になる人は、早めにチェックした方がよさそうです。

(文:平塚 直樹

この記事の著者

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平塚 直樹

自動車系の出版社3社を渡り歩き、流れ流れて今に至る「漂流」系フリーライター。実は、クリッカー運営母体の三栄にも在籍経験があり、10年前のクリッカー「創刊」時は、ちょっとエロい(?)カスタムカー雑誌の編集長をやっておりました。
現在は、WEBメディアをメインに紙媒体を少々、車選びやお役立ち情報、自動運転などの最新テクノロジーなどを中心に執筆しています。元々好きなバイクや最近気になるドローンなどにも進出中!
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